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雑誌の“元気”をアピール

~「マガフェス'14」展開

2014/04/22

    全国紙に掲載された全ページ広告
    全国紙に掲載された全ページ広告

    日本雑誌協会は4月12日から、雑誌出版業界の活性化策として「マガフェス’14」を展開している。同日には、出版界初の試みとして、出版社9社が「超刊号」と銘打って、同じB5判変形の雑誌を一斉発売。女性誌や子ども向けギフトカタログ誌、親子向け旅行誌など、各社ともそれぞれの強みを生かした多彩な9誌が書店の特設コーナーに並んだ。

    雑誌協会はプロモーションにも力を入れ、超刊号の“立ち読み”ができる特設サイト(magafes.jp)を開設。発売当日と翌日には、全国紙に広告を出稿して雑誌界の“元気”をアピールした。また、全国の約3000書店では「超刊号」の告知ポスターを掲示、店頭飾り付けコンクールなども実施して、キャンペーンを盛り上げている。

    発刊前日の11日には、東京の三省堂書店神保町本店で、協会主催の記者会見が、9誌の編集長も出席して開かれた。
    冒頭のあいさつで、石﨑孟理事長(マガジンハウス社長)は「読者をドキッとさせ、共感を呼び起こし、そして『発明品』と言われるような雑誌を売っていきたい」と、今回のマガフェスを機に雑誌界が活気づいていくことに期待を寄せた。また、同協会の雑誌価値再生委員長としてマガフェスの企画推進に当たってきた横川裕史氏(講談社雑誌販売局長)も、今回の取り組みを「日本の雑誌業界がデジタル全盛時代を生き抜き、さらなる活性化を図るための第一歩としたい」と、紙媒体発展に懸ける強い思いをにじませた。

    日本雑誌協会・石﨑孟理事長
    日本雑誌協会・石﨑孟理事長
    日本雑誌協会雑誌価値再生委員会・横川裕史委員長
    日本雑誌協会雑誌価値再生委員会・横川裕史委員長

    記者会見では、9誌の編集長も一人一人が演壇に立ち、今回の超刊号に懸けた思いを熱く語った。

    熱い思いを超刊号に込めた各誌編集長
    熱い思いを超刊号に込めた各誌編集長
    三省堂書店での店頭キャンペーンの様子
     

    超刊号9誌のラインアップは次の通り。

    『mer +(メルプラス)』:学研ホールディングス
    『Rillia(リリア)』:講談社
    『Sprout(スプラウト)』:光文社
    『On y va(オニヴァ)』:集英社
    『Gift LEON for Kids(ギフト レオン フォー キッズ)』:主婦と生活社
    『おもタメ.』:小学館

    『LaLa Begin(ララビギン)』:世界文化社
    『子どもと一緒に海外旅行!』:ダイヤモンド社
    『おいしいものは日本中から取り寄せる』:文藝春秋

    石﨑理事長と横川委員長のインタビュー記事はこちら→