シンガポール発★ ミスジャパン指導のイネス氏、ファッション・美容で新事業

新事業を本格稼働させたイネス氏(NNA撮影)

フランス人敏腕ディレクターで実業家のイネス・リグロン氏が、シンガポールを起点に新事業に乗り出す。ファッションや美容に関する講座開設や、衣類・雑貨の販売も手掛ける。今後3~5年で他のASEAN諸国や東京への展開も探るという。同氏はミス・ユニバース世界大会で日本代表をコーチ、優勝や準優勝に導いたことでも知られる。

シンガポール中心部のビジネス街に今年2月、イネス氏が手掛けたスタジオ「ドリーム・ファクトリー・バイ・イネス・リグロン」がオープンした。店舗面積は251平方メートル。同氏が欧州から買い付ける洋服やかばん、アクセサリーなどを販売。洋服のトータルコーディネートやメーキャップ教室などを定期的に行う。店内にはランウエーも設け、元ミス・ユニバース日本代表やシンガポール代表の女性が歩き方を指導するという。富裕層だけではなく、働く中間層もターゲットとして需要を取り込む狙いだ。

女性の社会進出が目立つシンガポールでは、子どもを対象にした教室事業も成長が期待できるとイネス氏は語る。洋服の選び方の他、10代から化粧法を教えるなど、子どもに早くから自立を促すプログラムも提供する。価格は1回3時間を3日間行うコースで300シンガポールドル。日本人駐在員や欧米人の子どもの他、シンガポール人のインターナショナルスクールに通う子どもを中心に需要が出始めており、今後の急速な伸びが見込めるという。

一般女性にもイネス氏自ら着こなしを指導(NNA撮影)
 

「ドリーム・ファクトリー」店内にはランウエーも(NNA撮影)

イネス氏は「女性の自立心や冒険心という観点で見ると、東南アジアの女性の方が日本を上回っている」と指摘。国際舞台で活躍できる日本人女性の輩出にも寄与したい考えで、日本でモデルやタレント活動をしていた2008年ミス・ユニバース日本代表の美馬寛子さんをシンガポールに呼び寄せマネージャーに抜てき。将来の事業責任者として育成する方針だ。

イネス氏は、95年に世界最大規模のモデルマネジメント会社IMGモデルのアジア太平洋ディレクターに就任。世界的なスーパーモデルをアジアに紹介した後、98年からはミス・ユニバース・ジャパンの

ディレクターを歴任。日本代表を世界のトップクラスに押し上げる役目に集中していたが、3年前にシンガポールに移住。知的障害を持つカンボジアのストリートチルドレンに衣・食・住を提供するボランティア活動にも取り組んでいる。

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