シンガポール発★ ヨットショー盛況、アジア富裕層に照準

国際的なクルーザー見本市「シンガポール・ヨットショー」が4月10~13日の4日間、南部セントーサ島のヨットハーバーで開催された。4回目の今年は過去最大の約50社以上が出展し、約1万4000人が来場した。船舶販売代理店の関係者によると、購入者はシンガポール人とマレーシア人を中心に増えており、急増するアジア富裕層のパワーを裏付けた。

会場には大小合わせて90隻のクルーザーが停泊した。主催者によると、出展企業の約5割を欧州企業が占め、シンガポールが約3割、シンガポールを除くアジア・太平洋地域が残りの約2割だった。

売れ筋は40万シンガポールドル(約3200万円)前後のフィッシングボート。大型クルーザーを所有する富裕層の2台目需要によるものだ。顧客にはシンガポールやマレーシアに在住する外国人も含まれるが、アジア圏の顧客が明らかに増えたという。

オランダの造船会社Uボート・ワークスは、2~4人乗りの小型潜水艦を売り込むために初出展した。最大水深300メートルまでの潜行が可能で、1台当たりの価格は1500万~2500万ユーロ(約21億~35億円)だった。同社は2010年に初めて小型潜水艇を開発。当初は年に2~3隻の受注を見込んでいたが、近年になって世界各地から問い合わせが急増しているという。今年は既に8隻を受注した。今のところ、ロシアと中東のオイルマネーを得た富裕層からの注文が中心だが、今後はアジア需要に期待を寄せている。

ヤマハ発動機のフィッシングボートは、富裕層の2台目需要として人気が高い
ヤマハ発動機のフィッシングボートは、富裕層の2台目需要として人気が高い

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