ASEAN発★ 車の需要拡大、世界でも高水準

2年以内のマイカーの購入予定

ニールセンの調査によると、東南アジアの消費者は世界で最も自動車の購入意欲が高いという。インドネシアとタイで回答者の約8割(それぞれ81%、79%)が今後2年以内に自動車を購入する予定としている他、フィリピンでも世界平均(65%)を上回る76%が購入意向を示している。

マイカーを所有している世帯の割合

一方、東南アジアの自動車(リース、レンタルを含む)所有率は他地域に比べて低い。非所有世帯の割合がとりわけ高かったのは、フィリピン(47%)とインドネシア(46%)。世界(調査対象の60カ国・地域)全体で、それぞれ下から5番目、6番目の低さだった。

唯一例外となったのがマレーシア。世界で3番目に高い93%が自動車を所有し、2台以上所有している世帯も世界最高の54%に達した。自動車を2台以上所有している割合はタイで27%、フィリピンで16%、インドネシアで9%、シンガポールは7%。世界平均は20%だった。

東南アジアの自動車所有者の大半は、自動車の主な役割に「目的地への移動手段」を挙げている。回答者の割合はシンガポールの88%を筆頭に、フィリピン、インドネシア、マレーシア、タイですべて80%を超えた。

実利的な側面が強い傍ら、「車は自分の人生の成功の象徴」と考えている人が多いことも分かった。タイでは79%(世界2位)が車を「人生の成功の象徴」と回答。フィリピンは72%で世界5位、インドネシアが67%で世界10位。マレーシアは62%、シンガポールは54%だったが、いずれも世界平均の52%を上回った。

ニールセン自動車部門の東南アジア・北アジア・太平洋地域担当マネジングディレクターを務めるチャン・パーク氏は、「東南アジアではこれまで高価なものという位置付けだったマイカーが、経済発展による所得向上により、身近なものになってきている」と分析。今後数年にわたり、東南アジアが世界の自動車市場を支えることになると指摘した。

調査は2013年8月14日~9月6日の間に、アジア太平洋地域、欧州、南米、中東、アフリカ、北米の60カ国・地域を対象に実施した(回答者数は計3万人以上)。

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