杜の都に王者が凱旋

羽生結弦選手が故郷仙台で語った思いと願い

"青葉繁れる"美しき仙台の街が、歓喜につつまれた。4月26日、ソチオリンピックで日本男子初のフィギュアスケート金メダルに輝いた羽生結弦選手の凱旋パレードが仙台市で行われた。主催は、宮城県、仙台市、宮城県スケート連盟で構成された「羽生結弦選手『金メダルおめでとう』パレード実行委員会」。

パレードは、仙台市中心街の東二番丁通を、青葉通交差点から仙台市役所前までの約880メートルにわたって実施された。美しい青葉が映える晴天に恵まれた連休初日の午後、沿道は仙台市民や各地から駆け付けたファン約92000人で埋め尽くされた。羽生選手は全長11メートルのパレードカーに乗り、時折ソチの演技でも見せた決めポーズも披露するなど、沿道の大歓声に応えた。約65メートルの隊列は時速4.8キロでゆっくりと進み、沿道の観客の祝福を浴びた。

 

パレード終了後の記者会見で羽生選手は「地元ということで温かい声援を感じ、また遠くから来てくださった方もたくさんいて、本当にうれしかった」と語った。あらためて振り返るソチオリンピックについては「皆さんの応援やサポートがあったから金メダルがとれた。今も金メダルを見るたびに、皆さんとひとつになれた証しだと感じる」と述べた。また、「結果も出せたが課題も出たぜいたくな試合だった」とも。

東北の被災地支援や東京オリンピック・パラリンピックについても触れ、「どちらにも共通していることは一致団結が必要なこと」と語った。

後輩たちへの思いを問われた際には環境の大切さを強調。「日本にも、もっとたくさんのスケート用の通年リンクができるよう願っている」との思いを述べた。

今後の目指す姿については「僕が追いかけているのは5年後10年後の自分です。そしてそれは決して追いつけないものなので、精一杯の努力をしたい」と語った。

19歳の若き王者は、どうやらまだまだ進化の途上にいるようだ。

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