ピュブリシスとオムニコムの合併、白紙に

オムニコム・グループとピュブリシス・グループの合併計画が撤回された。5月8日付のアドエージ電子版によると、両社の役員会で最終承認されたという。オムニコムは理由として、適切な時期までに契約を完了させることが困難になったことを挙げている。双方の合意であることにより違約金は発生しない。

2013年7月に発表された、世界2位のオムニコム・グループと3位のピュブリシス・グループの「時価総額350億ドルの対等合併」が実現すれば、現在首位のWPPグループを大きく上回る世界最大の広告業界が誕生するはずだった。しかし、発表後に株価の反応が見られなかったことから、市場は当初よりこの巨人同士の合併の成立に懐疑的であったと推測される。この度の合併撤回の報を受け、オムニコムの株価は下落し発表当時を下回った。また、WPPグループおよびインターパブリックグループの株価上昇が見られる。

合併は13年12月に完了する予定だった。関係者によると、CFOを含めた役職に誰が就くかなど、両社間の覇権争いが繰り広げられたという。ピボタルリサーチのアナリスト、ブライアン・ウィーザー氏は「計画に先駆けて組織構造や人事に関する取り決めが十分になされていなかったことに、驚きさえ感じている」と語る。

出典 AdAge
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http://bit.ly/1fSHkgz

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