人もペットもうれしい社会を。 #01

人もペットもうれしい社会の実現へ向けた異業種参加型コンソーシアム、

Design with Pet Project始めました。

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    奈木 れい
    株式会社電通 ビジネス・クリエーション・センター

今日からはじまる「Think Pet Project」の連載企画「人もペットもうれしい社会を。」第1回は、「Think Pet Project」メンバーの奈木れいから、2014年4月にスタートした異業種参加型コンソーシアム「Design with Pet Project」の活動についてお話しいたします。

ペットのいる生活をしたことがある方は、どのくらいいらっしゃるのでしょうか。

現在、総務省及び一般社団法人ペットフード協会の調査によると、日本では飼育されているペット(犬・猫)の頭数が15歳未満の人口の数を上回り、単純計算で、「4世帯に1世帯がペットを飼っている」と言える時代となりました。多様な家族形態が進む中で、時に子どものように、時にパートナーのようにそばにいてくれるペットという存在が、私たちにとってかけがえのないものとなっているという事実がうかがえます。

 「オキシトシン」というホルモンの名前を、皆さんは聞いたことがあるでしょうか。

オキシトシンは、別名“幸せホルモン”と呼ばれるもので、分泌されることで幸せを感じることができ、ストレス解消などにも効果があるといわれています。実は、ペットを触っている時には、この幸せホルモンが人間にもペットにも分泌されるといわれており、人間だけではなく、ペットにとっても良い影響を与え合うことができるのです。

また、独居老人の方がペットと一緒に生活をすることで新しいコミュニティーを築くことができたり、ペットと一緒に暮らすおかげで病気の症状が軽減されたり、とペットと過ごすことで人間には幸せがもたらされてきました。

電通では3年ほど前から、「Think Pet Project」という社内横断の専門チームをつくり、ペットオーナーインサイトの研究を通じて、ペット産業における可能性の模索をしてきました。特にこの1、2年はペットを取り巻く環境は激しく変化しています。そのような状況の中で、今年の4月、ベネッセコーポレーションの「いぬのきもち」「ねこのきもち」と共同で、新しいペット産業の創出を目指した、異業種参加型コンソーシアム「Design with Pet Project」という取り組みを始めることにいたしました(リリースへのリンク)。コンソーシアムでは、Think Pet Projectとベネッセの双方が保有するノウハウを生かしながら、さまざまなサービスを提供していく予定です。

「Design with Pet Project」では“人もペットもうれしい社会を”という理念を掲げており、ロゴの右端に人とペットの足跡が並んでいるのも、実はこの理念を反映させています。ペットをめぐる取り組みの最も興味深いところは、まさにこれから産業がつくられていくという場面に立っていることだと思います。だからこそ人のためだけではなく、双方の存在にとって何をすることが良いのかを慎重に考えなければなりません。

これから数回にわたって、コラムやセッションを通じてペットに関する取り組みの面白さ、今後の可能性などをさまざまな視点でお伝えしていきます。

プロフィール

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    奈木 れい
    株式会社電通 ビジネス・クリエーション・センター

    2011年電通入社。ペット産業の創造を目的としたプロジェクト「Think Pet Project」のメンバーとして活動中。また、「若者研究部(電通ワカモン)」の研究員として、学生との関係性づくりや開発を推進。プロジェクトマネジメントから、コンセプト・戦略立案、商品開発やスペース開発、そして新規事業開発など、多様な領域での作業に携わる。共書に「若者離れ」(エムディエヌコーポレーション・2016年)。

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