電通、米国の総合マーケティング会社「MKTG社」の買収手続き開始について合意

電通は、海外本社「電通イージス・ネットワーク」傘下の米国Aegis Lifestyle, Inc.(イージス・ライフスタイル社)を通して、世界最大の広告市場である米国で顧客による関心が高まっているエクスペリエンシャル・マーケティング(消費者のブランド体験、経験価値にフォーカスしたマーケティング活動)に強みを持つ総合マーケティング会社、「MKTG」(正式社名はMKTG Inc.、以下「MKTG社」)の取締役会と、同社株式100%取得に向けた買収手続きを開始することにつき、合意した。

MKTG社の取締役会は本件買収につき、全会一致で賛同しており、また同社経営陣は、本件買収成立後も、継続して同社の経営に参画していくことに合意している。

なお、MKTG社は米国OTCブリティンボード市場に上場する企業であることから、米国証券取引委員会や同社株主総会での承認等の手続きが必要なため、取得完了までには2~3カ月を要するものと想定している。

 エクスペリエンシャル・マーケティングとは、従来の広告手法が商品やサービスのブランド認知度や好意度を高めるために、消費者に対して質・量ともに適正な広告露出を図ろうとするものであったのに対し、商品やサービスを実際に体験できるマーケティング・イベントを通して、理性と情緒の両面からブランドに対する消費者のエンゲージメントを高め、好意的な口コミ(バズ)やソーシャルメディアでの拡散を促し、コミュニケーションの好循環を生み出していくマーケティン グ手法。

1992年に設立されたMKTG社は、設立当初からこの分野をビジネス領域とし、現在では年間約7万 件の経験価値にフォーカスしたイベントを実施している。また同社は、多くの世界的に有名なブランドを顧客として抱え、エクスペリエンシャル・マーケティング、デジタル・マーケティング、販促プロモーション、戦略調査などを含む総合的なマーケティング・サービスを提供している。電通グループは米国においてすでに多くの事業を展開しているが、MKTG社の買収を契機に、顧客に対するサービスの付加価値を高め、米国での成長戦略を加速させていく。

電通グループのメディア・コミュニケーション・エージェンシーであるCarat(カラ)が2014年3月に発表した米国の広告費は、2013年は前年比で3.5%の成長だったが、2014年、2015年は、それぞれ4%以上の安定した成長が続くと予測している。

 

 <参考:電通グループの米国での事業展開>
電通グループの米国での事業展開は、主に、総合広告会社のDentsu America、クリエーティブ・エージェンシーのmcgarrybowen、Attik、Firstborn、メディア・コミュニケーション・エージェンシーのCarat、Vizeum、デジタルエージェンシーのIsobar、iProspect、360i、OOHエージェンシーのPosterscope、PR会社のMitchell Communications Group、スポーツ・マーケティング専門会社のDentsu Sports America、エンタテインメント事業専門会社のDentsu Entertainment USAで行っている。

 

電通ニュースリリース

http://www.dentsu.co.jp/news/release/2014/0528-003741.html

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