近頃のワカモンは。 #03

ワカモンと恋愛〜恋愛は面倒くさいもの?〜

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    西井 美保子
    株式会社電通 ビジネス・クリエーション・センター チーフプランナー

恋愛はワカモンと切っても切り離せないコンテンツのひとつで、特に女の子は、恋愛が大好き。けど、そんな時代ではなくなってきているのかもしれないと感じさせるデータがあります。

実際に先日、某私立大学の女子学生たちに恋愛について聞いてたところ、「彼氏は欲しいが、今は他に楽しいことがいっぱいある」「縛られたくない」というように、女子たちですら「恋愛は必要」ということでもないようでした。大学生=恋愛という方程式が彼らには当てはまらないのかもしれません。


また、女子会というワードが流行して久しいですが、「同性同士で遊んでいる方が楽しい」「(同性同士だと)共感するポイントも同じで気楽」というように、今では無理をしないで素のままでいられる同性同士を好む傾向にあります。

「恋愛をすることが怖い」「出会いが少ない」など後ろ向きな気持ちの前に、そもそも“めんどくさい”“同性同士のほうが気楽”という気持ちが先行している様子で、「あえて恋愛をしない」ということを自主的に選択している意識が高いようです。

一方で、結婚や子どもに対する希望を見てみると、「結婚したい 86.0%」「子どもは欲しい 86.4%」と、結婚願望や出産願望に関しては非常に高いのです。

「恋愛をすっ飛ばして、結婚したい。」ある20代の会社員女性たちのグループインタビューをしたときに、ふいをついて出た言葉です。彼女たちにとって恋愛という過程はもはや“楽しむもの”から“面倒くさいもの”にマインドセットされているよう。

彼らの時間は有限であるのは変わらない一方で、時間を費やす娯楽の種類は有象無象に増えています。打ち込む趣味の時間や、リアル生活だけではなくネットでの友達とのコミュニケーションの時間が増えたことも、ワカモンが恋愛の方向に振り向かなくなっている一因なのでしょうか。

ワカモンを見れば、新しい明日や新しい変化の兆しが見えてくるかもしれません。

※1 内閣府実施「結婚・家族形成に関する調査」
※2 電通実施「平成学生調査2012」(2012年9月実施、1都6県15〜22歳男女学生対象700名)

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