Dentsu Growing Opportunities 2014 春

電通、デジタル活用の最新事例を紹介

電通は、5月29日、「Dentsu Growing Opportunities 2014 春」セミナーを、東京・汐留の電通ホールで開いた。テーマは「顧客を動かすデジタル・マーケティングの実践~広告の枠を超えた顧客との関係構築への挑戦~」。

第1部では電通コミュニケーション・デザイン・センターから佐々木康晴局次長と森直樹氏が基調講演。デジタルソリューションの新しい潮流、グローバルな取り組みに関してプレゼンテーションを行った。佐々木氏はクリエーティブの側面から、デジタルソリューションにおける「Big Story」の重要性を強調。ブランドをマーケティングする際に、商品の特徴や差を語る「Small Story」ではなく、ブランドの信念や存在意義といった「Big Story」を示すことで、ユーザーが自然に自分の話を始め、いろいろな場所でコミュニティーが生まれ広がっていき、結果として波及や売りにもつながっていくと述べた。また、このようなコミュニティーには持続性があり、プロダクト開発など広告以外の領域にまで及ぶものになるという。「デジタルは考えなければいけないことがたくさんあるが、クリエーティブとしては、その最初のステップである『Big Story』を、皆さんと一緒につくるところから関わっていきたい」と締めくくった。森氏は、すべてのものがネットにつながるIoT(Internet of Things)が今後急速に成長し、2017年には、IoTでネットに接続されるデバイスが、パソコン、タブレット、スマートフォンの総数を上回ると述べ、グローバル企業では、ヘルスケアや住宅、自動車などの領域でさまざまな取り組みが行われていることを紹介した。IoTによる企業の競争優位においては、オープンイノベーションとAPI(Application Programming Interface)が重要なキーワードであることを強調。「IoTは、ネットやデジタル、テクノロジーと無関係のモノやコトがデジタル化する現象で、それらがデジタルやネットビジネスの文脈に乗ることで、競争優位を急激に高めることができる」と語った。同時に、あらゆる領域において、デジタルとの接点となるUI/UX(User Interface /User Experience)の設計やデザインが重要となっていくと述べた。

また、第2部は、二つのルームに分かれ、「DMP(Data Management Platform)の実践論と統合プランニングの進化形」、「コンテンツマーケティングの進め方」など、運用型広告やビッグデータ活用技術、O2O、セカンドスクリーン、Eコマースの可能性などをテーマに八つのセミナーが行われた。

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