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ブラジル発★W杯目前 サンパウロの広告界は盛況

2014/06/05

    2013年カンヌライオンズで「世界で最もクリエーティブな都市」の栄誉に浴したサンパウロでは、FIFAワールドカップ(W杯)を目前に広告業界が活況を呈している。

    ヴィラマダレーナ地区
    ヴィラマダレーナ地区

    特に注目を集めているのがヴィラマダレーナ地区で、ストリートアートに彩られた闊達な雰囲気に満ちた界隈だ。近隣には気の利いたレストランやバー、サンバ教室までそろい、業界人を引きつける。ここにギャラリーやフォトスタジオ、バーなどを改装した瀟洒なオフィスが次々とオープン。ここ数年で社員数が膨れ上がったワイデン+ケネディは新オフィスが完成したばかり、電通イージス傘下のアイソバーなど4社も7月に引っ越し予定だ。
    アイソバーのアベウ・ヘイスCEOは「ヴィラマダレーナの経済活動は、クリエーティビティーとテクノロジーに密接にリンクしている。とても魅力的だ」と語る。

    サンパウロでは、メガエージェンシーによる中小企業の買収が目立つ一方で、Grupo ABCなど地元発のホールディングカンパニーやベンチャー企業も健在。グーグルとツイッターが隣接する「ミニ・シリコンバレー」も形成されるなど、活発なマーケティング活動を背景にコミュニケーション界はますます盛り上がりを見せている。

    出典 Ad Age
    In Sao Paulo, Brazil, City's Ad Scene Is More Prepared for World Cup Than Country Itself
    http://bit.ly/1klSJG8