カンヌ速報2★クリエーティブ・エフェクティブネス、ダイレクト、PR、プロモ&アクティベーション部門 グランプリ発表 

6月16日、カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルで、クリエーティブ・エフェクティブネス、ダイレクト、PR、プロモ&アクティベーションの4部門のアワードが発表された。注目のグランプリ授賞は下記の通り。

クリエーティブ・エフェクティブネス部門

今年最初のグランプリを獲得したのは、オーストラリア・ビクトリア州の鉄道会社V/Line「Guilt Trips」(McCann Melbourne制作)。「Guilt Trips」は、都会に出て行ったきりなかなか顔を見せない子どもたちに帰省してもらうべく、田舎の両親から贈るために用意された「罪悪感(=Guilt)とセット」のプリペイドチケット。罪悪感の効果的な高め方をネットで公開したり、「Joanさんちの息子はGuilt Tripsで帰ってきたよ、いい子だね」と書かれたポスターなど他メディアを効果的に組み合わせた遊び心あふれる展開で、チケットの売り上げが12%増加、帰省回数に換算して12万回分増加したという。メルボルンの鉄道、メトロ・トレインズ「Dumb Way to Die」で昨年グランプリ5冠を達成したMcCann Melbourneが制作。

作品はこちらでご覧いただけます → http://bit.ly/1kYLyUD
Ad Age
McCann Melbourne Wins Creative Effectiveness Grand Prix for 'Guilt Trips'

 

ダイレクト部門

 

british airways

グランプリはブリティッシュ・エアウェイズの「Magic of Flying」(OgilvyOne UK制作)。ロンドンのピカデリーサーカスに設置されたビルボード。上空にブリティッシュ・エアウェイズが差し掛かった瞬間、ビルボードの画面に男の子が現れ、空を見上げ飛行機を指さし追い掛ける。同時に、飛行機の行き先と便名が表示される。ビルボードと機体の位置情報を連携させて上空を通る度にビルボードに映像が流れる仕組みで、200キロメートル先の機体を探知した上で、機種や行き先を特定、さらに視界を遮る雲の有無まで測定しているという。道行く人に上を向かせ、広告と同時に実際の機体を見せる「瞬間を売り込む」アイデアが高く評価された。
審査員談ではぎりぎりまでグランプリを争った、本田技研工業「Sound of Honda / Ayrton Senna 1989」(電通制作)はゴールドとシルバーを受賞。

グランプリ作品はこちらでご覧いただけます → http://bit.ly/1bD9DLE
Creativity
BA's Interactive, Plane-Recognizing Billboards Take the Direct Grand Prix at Cannes

 

PR部門

 

グランプリは米国のメキシコ料理チェーン、Chipotle Mexicanの「The Scarecrow」(Creative Artists Agency Los Angeles / Edelman New York制作)。食品添加物や大量飼育された食肉などが使われている外食産業の内幕と、自然で健康的な食事の探求をアニメ仕立てで表現、持続可能な食への啓発を図る。趣旨に賛同するフィオナ・アップルの楽曲”Pure Imagination”が効果的に使われている。
その他、電通ネットワーク傘下の360i制作「#MAMMING」(N/A)がブロンズを受賞。

グランプリ作品はこちらでご覧いただけます → http://bit.ly/1nL07ec
Creativity
Chipotle's Swipe at Big Food Nabs the PR Grand Prix at Cannes

 

プロモ&アクティベーション部門

グランプリは英国の高級百貨店Harvey Nichols「Sorry I Spent it on Myself」(Adam & Eve DDB制作)。2013年のクリスマスシーズン用のキャンペーンで、タイトルを訳すと「ごめんなさい、自分に使っちゃった」。家族や恋人、子どもへのプレゼントはつまようじやクリップ、輪ゴムなどにして、その分のお金で自分に高価なプレゼント。包み紙を開いて戸惑う表情が笑いを誘うユーモアあふれるキャンペーンを展開すると同時に、同名のギフトシリーズをネットなどでも販売。実際にお金を払う人間の気持ちに巧妙に訴えることで買い物の予算増を狙った。
その他、本田技研工業「Sound of Honda / Ayrton Senna 1989」(電通制作)がゴールドとシルバーを受賞。

グランプリ作品はこちらでご覧いただけます →  http://bit.ly/IuiXX4(Harvey Nichols 公式動画)

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