ミラノ万博の日本館レストラン運営事業者決まる

農林水産省は、ミラノ国際博覧会(2015年5月1日~10月31日、イタリア・ミラノ市郊外)における日本館のレストラン運営をJFコンソーシアム(代表機関:日本フードサービス協会)に委託することを決定し、6月13日、東京・千代田区の農水省記者会見室で発表会を開いた。同コンソーシアムには、壱番屋、柿安本店、サガミチェーン、モスフードサービス、人形町今半、美濃吉、吉野家ホールディングスの7社が参加する。

ミラノ万博日本館レストラン運営チーム
ミラノ万博日本館レストラン運営チーム
 

冒頭、加藤辰也ミラノ万博日本政府代表があいさつに立ち、関係各位と共にレストランの準備を進める決意を表明。ミラノ博のテーマ「地球に食料を、生命にエネルギーを」を強調した上で、「食をめぐる人類共通の課題について、わが国の取り組みや貢献を紹介するのが一つのミッションになっている。日本の食文化の魅力や奥深さをアピールできる絶好の機会だ」と語った。

 
  加藤氏   林農水相  
 
加藤氏
 
林農水相
 
 

次に、林芳正農水相が登壇。日本館のテーマ「Harmonious Diversity ―共存する多様性―」を挙げ、「今回は懐石料理とフードコートの両方を展開する。伝統ある日本食と、現代の気軽な日本の外食が、『Harmonious Diversity』を奏でてくれることを大いに期待している。本物の日本食を世界中の人々に知ってもらうとともに、日本の食品、農林水産物の海外展開に向けて大きなはずみとしたい」と述べた。

続いて、同レストランのプロデューサーを務める柴田陽子氏が登壇。レストランのコンセプト「Feel the Japan Passion 理解を共感に変える、日本の食の体験」を発表し「食の体験、食べる、楽しむということを通じて食に対する日本の情熱の深さを発信し、その魅力を共感や納得、ひいては感動にまで変える場所でありたい」と意欲を示した。また展開する二つのレストランについて、日本料理の精神で素材を生かし日本伝統の美の空間を目指す本格日本料理レストランと、和モダンの空間で日本ならではの食の幅広さを楽しく気軽に体験できるフードコート、それぞれの特徴を述べた。

 
  柴田氏   櫻田氏  
 
柴田氏
 
櫻田氏
 
 

最後に、日本フードサービス協会の櫻田厚会長がさらに詳細を述べ、美濃吉が本格日本料理レストランで京懐石を提供、他6社がフードコートを担当すると明かした。前者は日本の「おもてなし」や「しつらえ」で伝統を打ち出し、後者は日本人の食のアレンジ力を演出すると、それぞれのコンセプトを解説。「1970年の大阪万博では、日本における外食産業が産声を上げた。来年、ミラノ博ではわれわれ外食産業に携わる者が、世界に日本の外食を理解してもらう絶好のチャンスだ。チームとして国のサポートの下、各社が血も汗も流しながら、来年5月、大成功のスタートを切れるようにしたい」と意気込みを語った。

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