ADC賞発表 
グランプリは葛西薫氏の「HIROSHIMA APPEALS 2013」に

東京アートディレクターズクラブ(ADC)は7月4日、2014年度ADC賞を東京・中央区のギンザ・グラフィック・ギャラリーで発表した。応募総数は約8700点。ADCグランプリ1作品、ADC賞10作品、ADC会員賞2作品、原弘賞1作品が決定した。受賞作品を含む優秀作品は、同ギャラリーとクリエイションギャラリーG8で開催される「2014 ADC展」で展示される(7月28日まで)。

最高賞の「ADCグランプリ」には、ヒロシマ平和創造基金、広島国際文化財団、日本グラフィックデザイナー協会広島地区、リクルートホールディングスの「HIROSHIMA APPEALS 2013」のポスター、環境空間(葛西薫=アートディレクター/サン・アド)が選ばれた=写真はポスターと展覧会会場。

 

「HIROSHIMA APPEALS 2013」は、上を向く青年をモノトーンのイラストで描き、広島の平和を願うメッセージをポジティブに表現。「普遍の中にある大切なことを表現する力」が評価された。

発表会で副田高行ADC展委員は「平和への願いを観念的ではなく自分ごととして表現している。通常、広告はチームで協力し合って制作するが、今回は葛西氏が一人で難しいテーマに向き合い、昇華した」とコメント。葛西氏は「広告もHIROSHIMA APPEALSのポスターも伝えるという点では同じだが、平和を希求するという大切かつ重いテーマで緊張した。久しぶりに黒一色でシンプルに描き、自分の中で伝わることの核を見ることができた」と喜びを語った。

 

この他の受賞作品は以下の通り。

<ADC賞>

市原市「市原湖畔美術館」のCI、環境空間

 色部義昭(アートディレクター/日本デザインセンター)

トヨタマーケティングジャパン「DRIVING KIDS with TOYOTA」の新聞広告、コマーシャルフィルム

 小島潤一(アートディレクター/サン・アド)、庄司輝秋(フィルムディレクター/Rooftop)、喜馬克治(クリエーティブディレクター/博報堂コンサルティング)、前田知巳(クリエーティブディレクター、コピーライター/フューチャーテクスト)、フランチェスカ・ゲルマンディ(アーティスト)

INFASパブリケーションズ「CITYSCAPE」のポスター

 小野勇介(アートディレクター/博報堂)、鈴木崇史(フォトグラファー)

JR東日本「行くぜ、東北。」の新聞広告

 八木義博(アートディレクター/電通)、阪野貴也(フォトグラファー/阪野貴也写真事務所)

エイベックス・エンタテインメント「dビデオ」のコマーシャルフィルム

 中島哲也(フィルムディレクター)、小山佳奈(プランナー、コピーライター/電通)

あさ開、冨田酒造「Cup SAKE」のパッケージデザイン

 平野光太郎(アートディレクター/博報堂)

Maholo「Maholo」のグラフィックデザイン

 白本由佳(アートディレクター)

大塚製薬「カロリーメイト」のポスター

 榎本卓朗(アートディレクター/博報堂)、福部明浩(クリエーティブディレクター/catch)、瀧本幹也(フォトグラファー/瀧本幹也写真事務所 )

サントリー「BOSS 贅沢微糖・黒の微糖」のコマーシャルフィルム

 真田敦(フィルムディレクター)、福里真一(プランナー/ワンスカイ)

サントリー「3D on the Rocks」のグラフィックデザイン&プロモーション

 徳野佑樹(アートディレクター/TBWA HAKUHODO)、木村洋(アートディレクター/TBWA HAKUHODO)、佐藤カズー(クリエーティブディレクター/TBWA HAKUHODO)

 

<ADC会員賞>

サントリー「ペプシ 桃太郎」のコマーシャルフィルム

 多田琢(プランナー、コピーライター/TUGBOAT)、川口清勝(アートディレクター/TUGBOAT)

*ADC制作者賞

井口弘一(フィルムディレクター)、岡康道(クリエーティブディレクター/TUGBOAT)

リクルートホールディングス「第2回奥村祭り」のポスター

 奥村靫正(アートディレクター/TSTJ)

 

<原弘賞>

松永真デザイン事務所、ミカ製版「FREAKS」のブック&エディトリアル

 松永真(アートディレクター/松永真デザイン事務所)

 

 

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