「荒海団結団式」開く

荒海ホタテが初出荷

「岩手野田村荒海団結団式」(主催=荒海団プロジェクト)が7月7日、岩手県野田村の野田港で開催された。

同村の水産業は東日本大震災で壊滅的な被害を受けたが、生産設備が徐々に復旧。本格的なホタテの出荷を前に、野田村漁業協同組合、野田漁友会、株式会社のだむら、野田村役場が中心となって「荒海団プロジェクト」を始動させた。波が荒い同村の海で厳しい環境に屈することなく漁業に従事することから命名した、地元漁師らによる「岩手野田村荒海団」の結成とともに、「岩手野田村荒海ホタテ」ブランドを立ち上げ、同村産水産物のおいしさや価値を広める活動を展開していく。

式典は、野田中の生徒による力強い創作太鼓の演奏で幕を開けた。

 

 

 
結団式では初めに、来賓として登壇したキリンCSV推進部キリン絆プロジェクトリーダーの野田哲也氏が「東北地方はキリングループにとって、仙台工場や小岩井農場が稼働するゆかりのある地域。地元の方々と一緒に復興に取り組みたいとの思いから、農機具の提供やサッカー教室『JFA・キリン スマイルフィールド』などさまざまな支援活動を行ってきた。荒海団が野田村だけでなく岩手県、そして東北地方全体の活性化につながり、地域社会の絆を深めることを願っている」とあいさつした。

 

 

岩手県県北広域振興局水産振興課の五十嵐和昭課長は「荒海団は、復興モデルにふさわしいプロジェクトだ。ブランドの確立に協力していきたい」との同局の高橋禎水産部長の祝辞を代読した。

 

 

野田村の小田祐士村長は「東日本大震災後、野田村の水産物に向き合い、魅力を再認識した。野田のホタテは潮通しがよくプランクトンの豊富な外海で育てられるため、肉厚でうま味が濃い」とそのおいしさをアピールするとともに、復興への期待感を述べた。

 

 

続いて行われた荒海団名誉団員任命式では、野田村漁業協同組合代表理事組合長で荒海団代表の小野茂雄氏が、元サッカー日本代表の小村徳男さんを任命。小村さんは「荒海団を全国にアピールしたい。4年後、日本サッカーも荒海団も大活躍していることを願っている」とエールを送った。

 

次に荒海団の15人が登場。小野氏は「荒海団は私たちの思い、大切なブランド、水産の未来。子どもたちが仲間になるきっかけにもしていきたい」と意気込みを表明した。漁友会の外舘尚紀会長は「われわれ漁師は、荒海団という希望の絆を手に皆さまにおいしいものを届けられるように頑張ります」と強い決意を表明をした。

 

荒海ホタテ出荷式ではテープカットに続き、同村のなもみ太鼓の会による勇壮な祝賀演奏が鳴り響く中、初出荷車両が出発した。

左から外舘、小野、小村、野田、五十嵐、小田、
のだむら観光物産館ぱあぷる支配人外舘則男の各氏
 
 

 

式典後には、同村産食材をたくさんの笑顔を生み出す食の「財産」として捉える機会として「野田村・笑顔の食財」を開催。荒海ホタテをはじめ、わかめや豆腐など同村産食材を使った料理が振る舞われ、来賓や参列した児童・生徒らは出来たての焼きホタテやホタテ汁、豆腐料理などさまざまな同村の味覚を堪能した。

 
 

詳細は、同団サイトで閲覧できる。http://araumidan.jp/

 

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