2019年、「動く」実物大ガンダムが完成!?

生誕40周年に向けたプロジェクトが始動

創通とサンライズが設立した「一般社団法人ガンダム GLOBAL CHALLENGE」は、アニメ「機動戦士ガンダム」の生誕40周年を迎える2019年に向け新プロジェクトを始動。18メートルの実物大のガンダムを動かそうという意欲的な試みだ。7月9日には記者発表会とパネルディスカッションを東京・千代田区のベルサール神田で開いた。

 
左から茂木氏、橋本氏、SUGIZO氏、福井氏、宮河氏 (c)創通・サンライズ

記者発表会では、代表理事の宮河恭夫氏(サンライズ社長)が5カ年計画の概要を説明。15年2月まで全世界からリアルとバーチャルの二つの分野で「動かす」アイデアを募集し、その後アイデアのブラッシュアップや研究開発を応募者と共にオープンイノベーション方式で行っていくことを明かした。

発表会に登場した、ガンダムの生みの親である富野由悠季氏は「(ガンダムを実際に動かす)構想が現実になる日、しかも世界中のファンを巻き込んだ実現をうれしく思う」とコメント。ガンダム好きとして知られ、小説「機動戦士ガンダムUC」を手掛けた作家の福井晴敏氏は「動くだけでなく飛ぶところまで見届けたい」と期待を語り会場を沸かせた。

  SUGIZO氏と富野氏
 
SUGIZO氏(左)と富野氏 (c)創通・サンライズ

続くパネルディスカッションでは福井氏に加え、X-JAPANやLUNA SEAなどで活躍し09年にはコンピレーションアルバム「GUNDAM UNPLUGGED」に参加したミュージシャンのSUGIZO氏、プロジェクトの技術監修を行う早稲田大副総長・理工学術院教授の橋本周司氏、宮河代表理事が登壇。脳科学者の茂木健一郎氏をモデレーターに迎え意見を交わした。

「ガンダムの魅力とは何か」という茂木氏の問いからディスカッションはスタート。「ファンになることは世代的に義務だった」と語る福井・SUGIZOの両氏がアニメをはじめとした同シリーズの魅力をさまざまな観点から紹介。ファンならではの掛け合いには会場からも笑いが起きた。続いて「ガンダムを語る上で避けては通れない」(茂木氏)話題である、ロボットの軍事利用、ロボット技術と社会について話が及ぶと橋本氏が専門家としての意見を述べ、18メートルの実物大ガンダムを動かそうとするこのプロジェクトの社会的意義の大きさを印象付けた。

最後に宮河代表理事は「09年、お台場海浜公園に実物大立像を立たせた際の計画は、立ったら面白いだろうなという一心で社内を説得して実現させた。今回も性別・世代を超えたエンターテインメントとして、楽しくて感動できるものを作り上げたい」と述べた。また、2019年が東京オリンピック・パラリンピックの前年に当たることや、近年クールジャパンが叫ばれている背景から、福井氏は「『動く』ガンダムが日本への注目をさらに集めるための一つのアイコンになってほしい」と言葉を添えた。

 
パネルディスカッションの模様 (c)創通・サンライズ
 

「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」ウェブサイト
http://gundam-challenge.com/

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