総集編「カンヌ!カンヌ!カンヌ!」⑧

「広告医学」テーマに

ライオンズヘルス電通セミナー

電通は「広告医学」をテーマにセミナー

ライオンズヘルスではセミナーが18件、アストラゼネカ、ユニリーバなどの広告主企業や、ヘルス分野専門エージェンシーなどにより開催された。電通は「『広告医学』(AD-MED)―コミュニケーションでヘルスケア行動をアクティベートする」と題したセミナーを実施した。

特別寄稿
電通ビジネス・クリエーション・センター
プランニング・ディレクター

清水真哉氏

  特別寄稿 電通ビジネス・クリエーション・センター プランニング・ディレクター 清水真哉氏  
 

ライオンズヘルスは今回が初回。当然ながら出席者、セミナー内容、出品作品など全てが初めてのイベントだった。

今 回電通のセミナーテーマは「広告医学」(AD-MED)。広告の持つクリエーティビティーを用いることで医学情報を分かりやすく伝え人の健康行動を活性化 する、という概念であり、こうした生活者中心の考え方は「ヘルスケア領域でクリエーティビティーの力ができること」を明確にするチャンスとなった。

 

セミナーでは、横浜市立大の武部貴則准教授と私が講演。「医師」と「広告会社の人」の掛け合いを通じ、高齢化により医療問題が発生する一方で、テクノロジー がこれを補完する、という現状を紹介した。これは生活者視点からこの現状を見た場合、テクノロジーが生み出す情報を「どう使うか」という判断に常に直面す ることを意味し、それは「新しい常識」の時代を意味している。

次にクリエーティビティーでこうした状況を解決した実例として電通本社の社員食堂で の減塩実験、「タニタ食堂」、健康テクノロジーを紹介する積水ハウス「住ムフムラボ」、地域を巻き込むアプリプラットフォームで住民の健康スコアアップを 実現した「スマイル松山プロジェクト」を紹介。医学情報が分かりやすく「デザイン」されること、人がつい行動してしまう「アクティベーション」の工夫がさ れること、それを長続きさせるため多くの関係者を「つなげる」こと、という広告業の得意とする3要素を生かすことが、今後最低限のポイントになってゆく。

先進国市場のソリューションに触れたセミナーが少なかった中で、会場の反応も上々。グローバル視点でも注目度が高く、今後ニーズが高まる「ヘルスケア領域」でクリエーティビティーができることには可能性が広がっていると感じさせた。

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