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会津で「広告小学校」開催~CM劇づくりでコミュニケーション力を育む

2014/08/06

    会津大学短期大学部地域活性化センターが主催する「夏休みキッズカレッジ」(後援:会津若松市教育委員会、楢葉町教育委員会、大熊町教育委員会)の一環として7月20日、「広告小学校」が福島県会津若松市の会津大学短期大学部で実施され、応募した小学生たちが参加した。

    CM劇発表の様子

    電通が社会貢献活動として行っている、CMづくりのプロセスを体験することで子どもたちのコミュニケーション力育成を目指すプロジェクト「広告小学校」。2006年の開始からこれまで186校で実施され、体験児童・生徒数が2万2000人を超えた。教育の場でもコミュニケーション力の重要性への認識が高まる中、小学校だけではなく中学・高校・大学でも取り入れられてきた。昨年から、韓国の世明大学の日本語学科の授業で使われるなど、海外での活用も広がっている。

    当日は、郡山市から避難している子どもたちを含む、小学1年生から5年生までの15人が参加。3グループに分かれて、架空の「すごーく甘いABCチョコレート」のCM劇づくりに取り組んだ。最初はなかなか意見が言えなかった子も、最後には堂々とCM劇を披露し、観覧した保護者たちからは大きな拍手が送られた。

    先生を務めた会津大学短期大学部の青木孝弘氏は今回の取り組みについて、「子どもたちは自己表現の楽しさと、みんなでつくる満足感を味わったようだ。避難中の子どもが地域の子どもと交流するいい機会にもなった」と語った。
    また、電通1CRプランニング局の福永琢磨氏、同3CRプランニング局の尾花真由美氏らが授業アドバイザーを務めた。福永氏は「子どもたちは、初対面同士で緊張したと思うが、元気、笑顔で最後までやり切ったことが印象的だった」と述べた。

    広告小学校ウェブサイト
    http://www.dentsu.co.jp/komainu/
    書籍『広告小学校 CMづくりで、「伝える」を学ぼう』
    http://www.dentsu.co.jp/knowledge/publish/concerned_social/komainu.html