韓国発★釜山国際広告祭 Sound of Honda がまた最高賞の快挙

2014釜山国際広告祭(AD STARS)が8月21~23日、韓国・プサンで開催された。世界62カ国・地域の1万2591作品から、本田技研工業「Sound of Honda / Ayrton Senna 1989」(電通制作)、ボルボ・トラックの「The Chase 360°」(Forsman&Bodenfors制作)、上海ゼネラル・モーターズ「Human Traffic Sign」(Lowe China制作)の3作品がグランプリ・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

今年の受賞作品のキーワードは「車」となった。Sound of Hondaは伝説的ドライバーの故アイルトン・セナが89年のF1日本グランプリ予選で樹立した世界最速ラップ(当時)の軌跡を、エンジン音とコース上に設置した LEDライトでよみがえらせたプロジェクト。走行データから再現された音と光による幻想的で壮大なインスタレーションは、テクノロジーとクリエーティブを高い水準で融合させた。またThe Chase 360°は車体の性能の高さを伝える意表を突く実証シリーズで、SNS上で広く波及した。カンヌライオンズやD&ADなど、世界的な賞を多数獲得している2作品が、製品/サービス部門でグランプリ・オブ・ザ・イヤーのダブル受賞となった。

公共部門でグランプリ・オブ・ザ・イヤーを受賞したHuman Traffic Signは、事故が起きる危険性の高いエリアで、交通事故で障害を負った人たちが「人間標識」として交通標識を掲げた、事故撲滅プロジェクト。5日間のキャンペーン期間中事故が半減する結果を出した。

電通・菅野薫氏が手掛けたSound of Hondaは部門別にグランプリ5個、金賞4個、銀賞1個の合計10個を受賞しグランプリ・オブ・ザ・イヤーを獲得した
電通・菅野薫氏が手掛けたSound of Hondaは部門別にグランプリ5個、
金賞4個、銀賞1個の合計10個を受賞しグランプリ・オブ・ザ・イヤーを獲得した
 
 

また、才能のある若手クリエーターを発掘する目的で設けられたニュースターズ部門では、電通の久保田絵美氏と川崎紗奈氏のチームが銅賞を獲得した。

ニュースターズで銅賞を獲得した電通・久保田氏と川崎氏
 
 

同広告祭の会期中、会場内では電通韓国がスポンサードするラウンジが設けられ、飲食を楽しんだり、待ち合わせをする来場者で大きなにぎわいを見せた。さらに、最新のタブレットPCが当たるプロモーションを展開するなど、注目を集めた。電通韓国はForward Ventures「That Summer Days Miracle」で銅賞、またニュースターズ部門でKwanghee Lee氏とWoojin Choi氏のチームがクリスタル賞を受賞している。

アドスターズは2008年からスタートした国際広告祭で、作品エントリーは無料。今年は電通の古川裕也エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターやJWTシンガポールのVallery Cheng CCOら世界トップレベルの広告専門家を含む200人超が審査に当たった。

関連記事

続きを見る
ページ先頭へ