「ツール・ド・東北 2014」で三陸沿岸を2787人が自転車で疾走、

ケネディ駐日米大使や道端カレンさんら著名人も参加

自転車イベント「ツール・ド・東北 2014」(主催=河北新報社、ヤフー)が9月14日、宮城県三陸沿岸の2市2町(石巻市、女川町、南三陸町、気仙沼市)で開かれた。東日本大震災からの復興を願い、その状況を体感してもらう同イベントは今年で2回目。タイムや順位を競わないファンライドで参加者数は昨年の倍の約2787人となった。キャロライン・ケネディ駐日米大使や、同イベントの広報大使でモデルの道端カレンさん、東北応援大使の佐藤真海さん、中西哲生さんら多くの著名人も参加。障がいのある人にも参加しやすい大会を目指し、今回から「パラサイクリングプロジェクト supported by SUNTORY」も実施され、パラサイクリスト7人が出走した。

石巻市の石巻専修大を発着点にコースは220キロ、170キロ、100キロ、60キロの4種類が設けられた。220キロの最長コース「気仙沼フォンド」のスタートは午前5時30分。幻想的な濃霧が立ち込める中、参加者はスタートラインで河北新報特別版用の記念撮影をし、30人ずつ順次スタート。道端さんも笑顔で気仙沼に向かった。

  道端カレンさん(中央)は、今回追加された220キロの最長コースに挑戦した  
 
道端カレンさん(中央)は、今回追加された220キロの最長コースに挑戦した
 
 

今回新設の「パラサイクリングプロジェクトsupported  by SUNTORY」では、気仙沼出身のパラリンピアンの佐藤真海さん(サントリーホールディングス)とスポーツジャーナリストの中西哲生さんがパラサイクリスト7人と共にスタート。また、60キロの「女川・雄勝フォンド」のスタート前にはケネディ駐日大使があいさつに立ち、「東北に来るのは3度目。いつも東北の皆さまに大きな力と勇気をもらっている。今日は美しい沿岸風景を見るのを楽しみにしている」と笑顔で語った。各コースの沿道では地元の人々が参加者に声援を送り、エイドステーション(休憩所)では地元の名物料理を振る舞った。午前10時10分には、女川・雄勝フォンドに参加したライダーがゴール。その後も続々と各フォンドのライダーがゴールした。

   
 
新設のパラサイクリングプロジェクト。東北応援大使の佐藤真海さんは女川まで走行し、その後、車から参加者を応援した
 

 

  出走前、笑顔であいさつするケネディ駐日米大使  
 
出走前、笑顔であいさつするケネディ駐日米大使
 
 

スタート、ゴール地点となった石巻専修大の会場では、協賛各社のブースやご当地グルメのブースが立ち並び、ステージイベント、子ども向けの催しなどが展開された。

プラチナパートナーを務めたサントリーホールディングスの「サントリー東北サンさんプロジェクト」のブースでは、参加者にスタート時の写真を掲載した河北新報の特別版を配布。東北復興支援に向けた取り組みをパネルで紹介した他、復興に向けたメッセージをタブレット端末で書き込んでもらうデジタル「復興横断幕」への書き込みを促した。その隣では同プロジェクトの一環としてサントリーが支援する宮城県水産高校と、「食を通じて日本を元気に!」をスローガンに活動する「たべあるキング」、地元ラーメン店「しずく」が協力して開発した「東北サンさんラーメン」が販売された。米粉のかまぼこと魚醤が特徴の限定メニューで、行列ができるほどの人気を見せた。

 
  河北新報特別版を配ったサントリーのブース  
 
河北新報特別版を配ったサントリーのブース
 

 

  河北新報特別版を受け取った笑顔の参加者  
 
河北新報特別版を受け取った笑顔の参加者
 

 

   
 
東北への思いをタブレット端末に書き込んだ参加者。メッセージはブース内のデジタル画面に表示される他、サントリー東北サンさんプロジェクトのホームページの「復興横断幕」企画に掲載される
 

 

  宮城県水産高校、たべあるキング、地元ラーメン店のコラボによる「東北サンさんラーメン」は大人気  
 
宮城県水産高校、たべあるキング、地元ラーメン店のコラボによる「東北サンさんラーメン」は大人気
 
 

また、メーンステージのスペシャルプログラムでは、完走した7人のパラサイクリストと佐藤さん、中西さんが登壇し、それぞれ感想を披露。佐藤さんは「パラサイクリストの方々と一緒に出走できたことがすごくうれしく心強かった。これからもっと広がり、参加者も応援する人も増えていってほしい」と語った。

  三陸を走り抜けた感想を語り合うパラサイクリストら  
 
三陸を走り抜けた感想を語り合うパラサイクリストら
 
 

その他、会場の広場では子ども向けのコーナーなども設けられ、参加者だけでなく、応援に駆け付けた家族や関係者、近隣の住民が集い、完走した出場者らと和やかに交流を楽しんでいた。

   
 
完走者や、応援に駆け付けた地元の住民らでにぎわうイベント会場
 

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