「アドテック東京」に1万4000人来場

最後の基調講演に登壇したボニン・バウ氏

 

デジタルマーケティングに関する国際カンファレンス「アドテック東京2013」(主催=ディーエムジー・イベンツ・ジャパン)が9月18、19の両日、丸の内の東京国際フォーラムで開かれた。東京での開催は今年で5回目。六つの基調講演、36の公式セッションの他、26の協賛企業や約120の出展企業による独自のセミナーやワークショップなども行われ、両日で約1万4000人が来場した。

18日の最初の基調講演では、米ツイッターのチーフ・メディア・サイエンティスト、デブ・ロイ氏が「The Social Soundtrack」と題してプレゼンテーションを行った。多数の人がテレビを見ながらツイッター上で番組について会話をする現象に着目し、「ツイッターの公共性、即時性、対話形式という三つの特徴によって、ツイッターはテレビの影響力を増す『増幅機』の役割を担うようになった。テレビとツイッターの融合によって、番組編成の可能性が広がるだけでなく、広告主も顧客に対する新たなアプローチができるようになる」と展望した。

19日の基調講演には、フェイスブックジャパンの岩下充志代表取締役と、米フェイスブックの調査測定部門のヘッド、ブラッド・スモールウッド氏が登壇。電通、ボストンコンサルティンググループ、日本マクドナルドなどを経て今年5月に代表に就任した岩下氏は、日本ユーザーのインターネット接触状況に対してその広告費が伸び悩む理由として、「大きな変化を嫌う習慣」「メディア別にKPI(重要業績評価指標)を追わざるを得ない組織構造」「メディアを横断的に扱えない効果測定」の三つを挙げ、従来型メディアもカバーする効果測定指標の策定をフェイスブックがリードしていきたいと語った。 

同カンファレンスを締めくくる最後の基調講演には、モンデリーズ・インターナショナル(旧クラフトフーズ)のグローバル・メディア/コンシューマー・エンゲージメントのバイスプレジデント、ボニン・バウ氏が登場した。全世界のクラフト商品におけるデジタルコミュニケーションを構築した同氏は、“Hackonomy”(Hacking Economy)というキーワードを提示。「悪さをする“ブラックハットハッカー”ではなく、定石や従来のプロセスにとらわれず果敢に課題解決に取り組み、新たな価値を創出する“ホワイトハットハッカー”と呼べる人がビジネス界で活躍している」とし、自社商品「オレオ」の100周年を記念したキャンペーン事例などを交えて、来場者に奮起を促した。

一方、公式セッションは九つのテーマ(ブランド、ディスプレー、ダイレクトマーケティング、コンテントマーケティング、ビッグデータ、ビジネスマネジメント、ソーシャルメディア、パフォーマンス、クリエーティブ)に加え、テーマを限定しないセッション「アドテック インタラクティブ」が展開された。電通グループからは9人が参加し、最新事例やソリューションを披露した。

 

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