人もペットもうれしい社会を。 #09

セッション#3-1

ペットとの生活から見えてくること(前編)

  • Sekine pr
    関根 勤
    お笑い芸人/タレント
  •                3
    奈木 れい
    株式会社電通 ビジネス・クリエーション・センター

今回のゲストは、タレントの関根勤さんです。ご自身がペットオーナーであり、10月5日から始まった新番組『ペットの王国 ワンだランド』(毎週日曜 午前9:30~10:00、ABC・テレビ朝日系)の司会も務める関根さん。愛犬ライル君との共生生活で感じていることや、人とペットの共生社会に必要なことについて、Think Pet Projectメンバー、奈木れいさんと語り合いました。

愛犬ライルとの出会い

奈木:関根さんは今飼われているゴールデンレトリバーのライル君が、ペットとの初めての出会いなんですよね?実は私もペットの原体験は、物心ついたときから家で飼っていたゴールデンレトリバーなんです。とても元気がよくて、よく振り回されていたことを覚えています。ライル君とはどのようにして出会ったのですか?

 

関根:10年ほど前にとあるテレビ番組で、若手お笑い芸人が犬と共同生活をするという企画があって、「ずん」の飯尾和樹くんの家に突然ゴールデンレトリバーと豆柴の2匹がやってきたんです。私がゴールデンレトリバーの名前を付けることになったので、飯尾くんの「飯=ライス」と「尾=テイル」をつなげてライルと命名しました。彼は一生懸命世話をしてくれて犬も懐いていたのですが、当時まだ独身で、一人暮らしだった飯尾くんは番組が終了した後も犬を飼うだけの余裕がなかったんですね。そこで、以前からよく飯尾くんの家に遊びに連れて行っていた娘の麻里がライルとすごく仲良しだったので、うちで引き取ることにしました。

奈木:番組がきっかけだったのですね。初めてペットを飼うことに不安はありませんでしたか?

関根:妻は最初、猛反対していたんです。「どうせ私だけが面倒を見ることになるから嫌だ」と(笑)。でも、麻里がどうしても飼いたいと言うので、妻を連れて飯尾くんの家に行ってみたんです。すると、妻の態度が豹変して(笑)。ライルは人懐っこい性格だし、テレビ向けに選び抜かれたハンサムな顔立ちなので、一発でメロメロになっていました。

奈木:ペットオーナーさんに飼っているペットとの出会いの話を聞くと、たまたま立ち寄ったペットショップで運命的な出会いを果たした人がけっこういるんですよ。動物好きとしては、一目ぼれする気持ちはよく分かります。ハンサムなライル君なら、その一発の破壊力はなおさらすごかったのでしょうね。

関根:本当にイケメンで、近所のペットオーナーさんから「子種が欲しい」とよく言われるんです(笑)。

娘との絆が深まった散歩の時間

奈木:ライル君が家にやって来てからご自身やご家族にさまざまな変化があったと思うのですが、印象に残っているエピソードを教えていただけますか?

関根:私は半年もたたないうちにのめり込んでしまって、ライルのことが好きでたまらないので「結婚してくれ」とライルにしょっちゅう言っていました。すると妻から気持ち悪いと言われるので、「あ、オス同士だから気持ち悪いのかな」と思って、今度は「メスになっておまえの子どもを産みたいよ」と言ったんです。それでも妻が気持ち悪いと言うので、「じゃあ松坂牛になっておまえに食べられちゃいたいよ」と言うと、もう妻はあきれていましたね。自分としてはライルを思うがゆえの自然な愛情表現だったんですけど、確かに周りから見ると異常ですよね(笑)。

 

奈木:ペットを思うあまりに、冷静さを失う部分は確かにありますよね(笑)。ご家族の変化についてはどうですか?

関根:ライルを飼い始めた当時、麻里は高校生でちょうど思春期だったんですよ。でも毎朝、ライルと私と麻里で散歩をしながら一緒に登校する中で、笑い合いながらいろんな話をすることができたので、いわゆる父子のわだかまりみたいなものは比較的少なかったと思います。後になって麻里も「登校の時間に私は救われた。毎日テンションを上げて学校に行くことができた」と言ってくれました。今でも娘と仲良くやれているのは、ライルのおかげかもしれません。

奈木:ペットがいることで、家族の険悪なムードがほぐれたり、優しい気持ちが芽生えたりすることは確実にありますよね。ペットがいることで、パートナーに言いたくても言えないことが上手く伝えられたり、ただ話を聞いてくれるだけでこちらが安心出来て落ち着いたり。

関根:そうなんです。ライルはいつでもフラットな感情で、駆け引きすることなく真っすぐな気持ちで接してくれます。こっちも自然に素直な気持ちになれるし、真っすぐな姿勢を持つことの大切さを教えてくれますよね。ライルに対しては感謝の気持ちでいっぱいですよ。「生まれてくれてありがとう。うちに来てくれてありがとう」と思っています。

奈木:それは本当にすてきな関係だと思います。そういったペットを飼うことの素晴らしさを、今回MCを務める新番組「ペットの王国 ワンだランド」でも伝えていけるとよいですね。

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関根:はい。ペットが大好きなゲストもたくさん呼んで、いろんなエピソードを聞きたいと思っています。ペットを飼っている人も飼っていない人も癒やされて、がんばろうという気持ちになってもらえたらうれしいですね。

(続く)

※対談後編は10/15(水)に更新予定。

プロフィール

  • Sekine pr
    関根 勤
    お笑い芸人/タレント

    TBS「ぎんざNOW」の素人コメディアン道場で初代チャンピオンとなり1974年12月に芸能界入り。バラエティ番組を中心に、テレビ・ラジオ、CM、舞台など幅広く芸能活動を行っている。愛犬家としても有名なことから、『ペットの王国 ワンだランド』(毎週日曜 午前9:30~10:00、ABC・テレビ朝日系)の司会も務める。

  •                3
    奈木 れい
    株式会社電通 ビジネス・クリエーション・センター

    2011年電通入社。ペット産業の創造を目的としたプロジェクト「Think Pet Project」のメンバーとして活動中。また、「若者研究部(電通ワカモン)」の研究員として、学生との関係性づくりや開発を推進。プロジェクトマネジメントから、コンセプト・戦略立案、商品開発やスペース開発、そして新規事業開発など、多様な領域での作業に携わる。共書に「若者離れ」(エムディエヌコーポレーション・2016年)。

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