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大ヒットアニメ「ダンボール戦機」全米進出 電通エンタテインメントUSAがクロスメディア展開

2014/09/30

    ©L5/PDS/TX
    ©L5/PDS/TX

    人気アニメ「ダンボール戦機」が全米に進出した。米国タイトル「Little Battlers eXperience」(LBX)として、8月24日から大手メディアコンテンツグループ、バイアコム傘下のアニメケーブルチャンネル「Nicktoons」で放送開始された。同コンテンツの北米総代理店である電通エンタテインメントUSAはクロスメディアでの展開を視野に入れており、すでにバンダイアメリカがプラモデルを発売している。

    「ダンボール戦機」はレベルファイブが手掛ける同名のゲームソフトを原作としたバトルロボットアニメ。2011~13年末にテレビ東京系列で放送され高視聴率を記録、100万部を誇るマンガ雑誌『コロコロコミック』でも連載が行われた。ゲームソフトのシリーズ累計出荷本数は120万本を突破、さらにバンダイが発売したプラモデルは近年では異例の国内外で900万個超を出荷し、子どもたちの間でプラモデルブームが再燃するきっかけとなるなど、全包囲のクロスメディア展開で大成功を収めた。

    子どもたちが自在にカスタマイズしたホビー用小型ロボット「LBX」を操りながら戦闘を繰り広げていくストーリーで、米国版では主人公Vanが誘拐された父親を救出するためにLBXと共に悪に立ち向かっていく。「スパイダーマン」「X-Men」などのアニメで知られるロールマン・エンターテインメントが米国版の制作に携わる。

    バンダイアメリカは放送に合わせて「SPRÜKITS」の名称で発売するプラモデルシリーズで同作品のキャラクターの発売を開始した。レベルファイブが手掛けるゲームソフトの発売も予定されており、本格的なクロスメディア展開が米国でも期待される。

    電通エンタテインメントUSAの坂田雄馬CEOは「『ダンボール戦機』はゲーム、アニメ、そして日本の代表的な玩具であるプラモデルと連動して日本で大ヒットした作品。同作品の魅力を米国市場でも伝えていけるよう、米国のパートナーと連携しながらベストを尽くしたい」と意気込みを語っている。