インドネシア発★あこがれのSUVか、手に届くエコカーか インドネシア最大のモーターショー開催

インドネシア国際モーターショー(IIMS)が9月18~28日に、過去最大規模で開催された。日本車が約95%の圧倒的シェアを持つインドネシア自動車市場。ショーでも日系メーカーが展示スペースの多くを占め、人気のSUVやエコカーを相次いで発表するなど、大きな存在感を示した。アジアの経済情報を配信するNNAが伝えた。

ショーで際立ったのはSUVだ。インドネシア人の所得が上昇していることを背景に、「これまでハッチバックを運転してきた消費者が、SUVに乗り換え始めている」(地元の自動車関係者)ため、今後の市場拡大が期待されている。

ホンダは「HR-V」をお披露目した。東南アジアへの投入はインドネシアが初めて。現地で生産し、来年1月から販売を開始する予定だ。日産自動車は、「エクストレイル」のフルモデルチェンジ車を展示。販売目標は月間1000台だが、9月12日の発表後すでに予約が2000台に達しており、引き合いは強い。片桐隆夫副社長も「今後はインドネシアでもSUVが台頭していくだろう」と期待と手応えを示した。

 

■エコカーも進化
SUVが新中間層にとっての憧れとなっている一方、エコカー政策適合の低価格で燃費効率の良い小型車「ローコスト・アンド・グリーンカー」(LCGC)は手頃な大衆モデルとして注目が集まる。日系メーカーが昨年9月から順次発売しているが、各社は今後、第2弾の投入で1台目需要に狙いを定める。

LCGC市場をけん引しているのは、トヨタグループのダイハツが開発・生産を手掛ける「アギア」と「アイラ」だ。ダイハツは、コンセプトカーとしてスポーツ仕様の「アイラGT2」を公開した。

スズキは、高いシェアを持つインド向けの「ワゴンR」をインドネシア仕様のLCGC「カリムン ワゴンR」として昨年11月に発売。さらに、同国の若い家族からの需要を取り込むため新モデルの「カリムン ワゴンR GS」を投じる。

主流の小型MPV市場でもスポーツ志向が強まっている。三菱自動車は、MPVとSUVの中間と位置付けるミニバン「デリカ」の販売を開始。2017年には新工場を稼働させ、SUVの要素を取り入れた新型MPVの投入で差別化を図る考えだ。

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