タイ発★九州観光が人気、LCC就航が後押し

今年6月に福岡~バンコク間に格安航空会社(LCC)が就航したことなどを受け、バンコクから九州を訪れる観光客が増えている。アジアの経済情報を配信するNNAが伝えた。

JR九州・鉄道事業本部の森亨弘営業部長によると、JR九州が海外からの短期滞在者に販売している乗り降り自由の「JR九州レールパス」のタイ人向け販売はLCCのジェットスターが福岡~バンコク便のデーリー便を開始した直後の7月には前年同月比で18倍に急伸したという。主にファミリーで湯布院や阿蘇を訪れ、3日間の「北部九州エリア版(7200円)」を購入する人が多いという。今後さらに誘致活動を強化し、通年での「レールパス」販売を前年比で約3倍となる1万枚突破を目指す考えだ。

ジェットスターの航空券予約代理店担当者によると、福岡~バンコク便の搭乗率は就航以来、平均80%強で推移。乗客はほとんどがタイ人で、10月の学校休暇に伴うタイの旅行シーズンには満席も出る盛況ぶりだという。

来年1月にはタイで、佐賀県や北九州市を舞台にしたドラマが放送される予定。九州観光推進機構・海外誘致推進部の有吉千絵主任は「福岡でもタイ語を耳にすることが多くなった。メディアの露出を通じた知名度向上で、観光客がさらに増えれば」と期待する。また、海外のブログをきっかけに北九州市の「河内藤園」が海外旅行者の間で人気となるなど、SNSで観光地の知名度がアップする例も出ている。

8月に東南アジア最大規模の観光見本市第15回「タイ国際旅行フェア」(TIFT)でジャパンゾーンを出展した日本政府観光局(JNTO)バンコク事務所の清水ゆき次長は、「LCCのさらなる就航拡大により日本を初めて訪れる人が増え、その年齢層や所得層の幅も広がるのではないか。秋の旅行シーズンに照準を合わせ、日本の秋~冬の魅力を発信していく」としている。

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