インド発★ディワリ商戦、ネット販売が活況

今年の「ディワリ」(灯明祭)というヒンズー教の大祭に向けた商戦では、電子商取引(EC)が活況を呈した。アジアの経済情報を配信するNNAが、EC各社の動きをまとめた。

「ファースト・オンライン・ディワリ」(インド初のネットディワリ)とも称された今年、国内のネット販売最大手のフリップカートは、10月3~6日の週末を挟んだ4連休の最終日に「ビッグ・ビリオン・デー」と銘打った大型セールを実施。「最大で9割引」をうたい、午前8時の販売開始からわずか10時間で総取引高は1億㌦に達した。

セール当日は同サイトに10億人以上のアクセスがあった他、スマートフォン向け無料アプリのダウンロード数は100万件を突破。この日だけで200万点以上の商品を売り上げた。同社の広報担当者は「購入商品の5割は携帯電話と衣料・雑貨が占め、それぞれ50万点売れた。通年目標として設定した顧客数や売上高をわずか1日で達成した出品者(卸売業者)も約10社ある」と話す。

アマゾン・インディアは9月21日から1カ月間の長期セールを実施した。10月4~6日にはインドの火星探査機が周回軌道に到達したことを祝い、「ミッション・トゥ・マーズ(火星への宇宙旅行)」セールを展開。特に5~6日の2日間の取引高は通常の2.5倍に跳ね上がった。ディワリに向け贈答品の購入が増える10~16日には「ディワリ・ダマカ・ウイーク」も開催した。

国内EC2位のスナップディールも、9月から同様の「ディワリ・バンパー・セール」をスタート。電子機器や家電、衣類・雑貨、宝飾品、自動車のタイヤなど幅広い商品群を対象に売り上げを伸ばした。

米調査会社のCBインサイツによると、インドのEC市場規模は過去2年間で2.3倍の23億㌦に拡大。IT企業全体に占めるEC企業の割合は昨年時点で72%に達したとみられる。

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