US発★ニューヨーク・タイムズ、広告の電子アーカイブを作成中

米ニューヨーク・タイムズが、新聞広告の電子アーカイブ「マディソン」の作成に向け、閲覧者参加型のプロジェクトを立ち上げた。

プロジェクトの目的は、アーカイブに必要なデータベースの構築。昔の新聞広告に含まれる情報を自動で分析してデータ化する技術はないため、人が目を通して一つ一つの内容を確認する必要がある。そこで、広く一般の人の協力を得て、広告主の名前や広告内容といったデータを収集しようというのが今回の試みだ。1960年代の広告から着手し、対象範囲を拡大していく。

マディソン作成プロジェクトのウェブサイトでは、アーカイブを運営するニューヨーク・タイムズのリサーチ・アンド・デベロップメントラボ(R&Dラボ)により、広告の可能性があると判断された部分を強調表示した紙面がランダムに表示される。プロジェクトの参加者は◇強調部分が実際に広告なのかどうかの検証◇広告主や商品分野の特定◇広告内の文章の複写―という三つの作業から、好きな分野を担当する仕組みだ。担当した広告数に応じて、「読者」から「見習い調査員」「新人調査員」と肩書がランクアップするなど、ゲーム感覚で楽しめるようになっている。

R&Dラボでクリエイティブ・ディレクターを務めるアレクシス・ロイド氏は、60年代から着手した理由について「広告業界を描いた人気ドラマ「マッドメン」の舞台となった時代で、人々の関心が高いため」と説明している。また、「マディソン」という名前は広告代理店が多数集まっていたマディソン・アベニューに由来する。

ニューヨーク・タイムズは今年8月、ニュース記事を集めたデータベース「タイムズマシン」を開設しており、「マディソン」は姉妹サイトと位置付けられる。

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