インド発★オーガニックの需要拡大 ネット販売が後押し

インドで、農薬や化学肥料を抑えたオーガニック食品のオンライン販売が好調だ。健康志向の高まりを受け、最近ではオーガニック系の日用消費財にもニーズが多様化しており、市場の拡大が続いている。アジアの経済情報を配信するNNAが伝えた。

オーガニック専門ネット通販のナチュラル・マントラ(本社ムンバイ)は、売上高が毎月4割増のペースで伸びている。同社は食品以外にもベビーフードや化粧品、玩具、ホームケア商品なども扱うが、「注文の半分以上は食品」(アナンド・アガルワルCEO)という。現地メディア、ビジネス・ラインによると、アガルワルCEOは今後の経営見通しについて「2016年には黒字転換し、売上高は5億ルピー(約9億3000万円)に達するだろう」と自信を示す。

主に生鮮食品を取り扱うネット通販のビッグバスケット・ドットコムは、1000ブランド・1万点の商品を取りそろえ、ベンガルール、ムンバイ、ハイデラバードの3都市でサービス展開している。同サイトを運営するイノベーティブ・リテール・コンセプツのビパル・パレクCFOによると、同社のオーガニック食品の売上高は月間1000万ルピーで、売上高全体の2割を占める。「月を追うごとにオーガニック食品の比率が高まっている」(パレクCFO)という。

 

オーガニックカフェ「オーガニック・エクスプレス」

北部ハリヤナ州グルガオンでオーガニックカフェ「オーガニック・エクスプレス」(写真)を営むラウル・ラルラ氏はNNAに対し、「4年前オーガニック食品を扱う会社を設立した。全国70戸の農家と契約して商品の提供を受けている」と説明している。現在は同州にオーガニック食品店を12店舗展開しており、11月中旬にはネット通販もオープンする予定だ。

インドのオーガニック市場は100億ルピーを超え、年率20%の勢いで成長している。非政府組織のMRモラルカGDC農村研究財団の調査では、「都市部だけでなく地方の小規模都市でもオーガニック食品の需要が高まっている。価格は通常のものよりも割高だが、インドの消費者は2割程度の価格差であれば出費をいとわない」と指摘している。

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