松坂桃李、11億円のバイオリンを弾く 映画「マエストロ!」完成披露試写会

来年1月に公開の映画「マエストロ!」の完成披露試写会が12月2日、東京・千代田区の丸の内ピカデリーで開かれた。朝7時から並んだ人もいたという超満員の会場には、キャストを務めた俳優・松坂桃李さん、西田敏行さん、miwaさん、そして小林聖太郎監督が登場し舞台あいさつを行った。

(左から)小林監督、西田敏行、松坂桃李、miwa

原作は「漫画アクション」などで2003年から07年まで連載され、第12回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞に選ばれた、さそうあきら氏作の「マエストロ」。随所に演奏シーンが登場する作品のため、小林監督も「音楽映画を作るマナーとして、プロの演奏家に失礼のない作品にしたかった」と作品に込めた思いを言葉にした。バイオリン奏者の主人公・香坂役を演じた松坂さんは「初めはバイオリンがどのくらい難しいかさえ分からない状態だったが、練習を重ねていくにつれてだんだん口数が少なくなっていった」と撮影1年前から続いた「地獄の日々」(本人談)を振り返った。

また撮影を通して演奏技術を身に付けた松坂さんだが、この日は観客にもその腕前を披露した。1700~20年代に製作され、時価約11億円のバイオリン・ストラディバリウスと約2000万円の弓がガードマンの手により運ばれると、壇上の4人も「足が震える」(西田さん)とその存在感に圧倒された様子をあらわにした。そして緊張した面持ちでロングトーンを弾き終わった松坂さんは、バイオリンの音質もさることながら弓についても「重みがあって自然にバイオリンに吸い寄せられるようだった」と感想を述べた。

バイオリンを演奏する松坂桃李、miwa

さらに本作は演技へのこだわりだけでなく、日本を代表する音楽のプロフェッショナルが参加している点も見どころだ。指揮演技監修にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団での客演など世界で活躍する佐渡裕氏、エンディングテーマは内外で高い人気を誇るピアニストの辻井伸行氏が手掛けている。またヒロイン役には演技初挑戦のシンガー・ソングライター・miwaさんが抜擢され、「年末は(自身が出場する)紅白歌合戦、そして1月は『マエストロ!』で最高の年明けを迎えてください」とコメントした。

「マエストロ!」は2015年1月31日から全国ロードショー。作品の詳細は公式ウェブサイトを参照。(http://maestro-movie.com/

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