US発★21世紀のベストキャンペーンをアドエージが選出

P&G「Thank You, Mom」

アドエージが過去15年間の、21世紀を代表する広告キャンペーンを選出した。デジタルメディアの台頭がもたらした広告環境への劇的な変化に対応し、世界に対する新たな視点を提供したものが選ばれた。

1位 ユニリーバ「Dove: Campaign for Real Beauty」
美しいモデル女性の写真がいかに人工的に作られたかを示した「Evolution」、美容業界の情報攻撃を受けて女性が過剰なダイエットやメークに走る映像に無垢(むく)な少女の姿を挟み込むことで視聴者に疑問を投げ掛ける「Onslaught」、そして「あなたは自分が思っているよりもずっと美しい」とのメッセージを伝えた「Sketches」などの作品群はネットで世界中に広まり、美に対する社会の認識を揺さぶった。

2位 ナイキ「Nike+」
スポーツシューズにセンサーが融合した「Nike+」は、ナイキをスポーツアパレルブランドからコンシューマーテクノロジー企業に変貌させた。2007年のアップル製品とフィットネスデータが同期できる「Nike+ Running」、12年「Fuel Band」で、業界にセンセーションを巻き起こした。

3位 BMW「The Hire」
動画共有サイトが存在する以前に、1700万㌦という巨額の制作費を投じ、複数の有名映画監督を起用したショートフィルム作品群を制作。自社ウェブサイトで公開して話題を呼んだ。

4位 オールドスパイス「The Man Your Man Could Smell Like」
男性用ボディーソープのキャンペーンで、女性をメーンターゲットに設定。コミカルなCMはツイッターで拡散しファンが急増した。

5位 レッドブル「Stratos」
12年、フェリックス・バウムガートナー氏による成層圏からのフリーフォールを支援。地上から24㍄界新記録の樹立と、高度や落下速度が人体に及ぼす影響を調査するという二つのミッションを成し遂げ、ライブストリーミングは5200万ビューと史上最多を記録した。

6位 バーガーキング「Subservient Chicken」
チキンバーガーのプロモーションに顧客がカスタマイズできるウェブコンテンツを用意。指示を打ち込むとキャラクターSubservient Chicken(従順なニワトリ)がその通りに動く仕掛けが人気を博した。

7位 アメリカンエキスプレス「Small Business Saturday」
米国の歳末商戦が始まる感謝祭翌日の「ブラック・フライデー」と、オンラインショップのセール開始日「サイバー・マンデー」の間の土曜を「スモールビジネス・サタデー」と設定。地個人経営店舗でのショッピング促進キャンペーンを実施し、大成功を収めた。

8位 アップル「Get a Mac」
スティーブ・ジョブズ氏とビル・ゲイツ氏、それぞれを彷彿(ほうふつ)させるMac機とウィンドウズ機が会話する寸劇シリーズ。カジュアルでスマートなマックとスーツ姿で堅物なパソコンのやりとりを通じて、マックの機能や魅力を伝えた。ウイットに富んだ娯楽性が称賛された。

9位 P&G「Thank You, Mom」
アスリートを幼少の頃から励まして献身的に支えてきた母親の姿を描き、世界中を感動させた名キャンペーン。12年のロンドンオリンピックに続き、14年ソチ冬季オリンピックでも圧倒的な存在感を示した。

10位 アメリカンレガシー「Truth」
10代に向けた喫煙防止キャンペーン。従来の喫煙による害を訴える方法ではなく「喫煙はクールではない」という認識を広めることで若者の喫煙率引き下げに成功した。

出典 Ad Age (下記のサイトで同誌が選出した15作品全てをご覧いただけます)
Top Ad Campaigns of the 21st Century

http://adage.com/lp/top15/#intro

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