香港発★グッドデザインストアが人気 アジア展開も視野に

「グッドデザインストア」の香港1号店が、好調を維持している。同店は日本デザイン振興会の海外初のアンテナショップとして2014年5月にオープン、グッドデザイン賞受賞作品を中心に販売する。商品を頻繁に入れ替えるなど、客を飽きさせない仕掛けが奏功しているようだ。アジアの経済ビジネス情報を配信するNNAが伝えた。

店内には南部鉄器の鉄瓶、関刃物のはさみ、カシオの腕時計など、グッドデザイン賞を受賞した100点以上の商品が並ぶ。全体の1割程度だが、香港や台湾、ドイツで受賞したものも販売している。日本デザイン振興会の川口真沙美課長は「外国人受けしそうな日本らしいものというよりは、高価過ぎず、幅広い世代が長く使えるグッドデザインの手本になるようなものを選んでいる」と話す。

商品が良いだけでなく、3カ月に1回のペースで商品の約3割を入れ替えるなど、客を飽きさせない努力も怠らない。店内には制作工程やグッドデザイン賞の歴史を紹介するギャラリーコーナーもあるが、こちらも6週間に1回の割合で展示を替えている。

こうした工夫が受け、1カ月の売上高が25万香港ドル(約387万円)を超えることもあるという。数十香港ドルで買える文房具から数千香港ドルもするニコンのカメラまであるが、売れ筋は100~300香港ドルの商品。手頃な値段の「日本のデザイン」をギフトとして購入する人も多い。

ストアがあるのは金融街セントラルに近いソーホーで、アンティークショップやギャラリーが集まるおしゃれな地区として知られている。現地の若手クリエーターを支援するためにリニューアルされた歴史的建造物「PMQ」の開業に合わせ、同所に出店したことも注目度を高めたようだ。

今年の5~6月をめどに、タイ・バンコクにもアンテナショップをオープンする予定。香港の2店舗目や他エリアへの出店も模索しているという。

デザイン好きでにぎわう店内。主な客層は30~50代という(NNA撮影)

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