一見の価値あり!!

ウィルチェアーラグビーを見たことがありますか?

日本障がい者スポーツ協会(JPSA)日本パラリンピック委員会は5月22~24日、千葉市の千葉ポートアリーナで「2015 ジャパンパラ ウィルチェアーラグビー競技大会」(共催=日本ウィルチェアーラグビー連盟)を開催した。

JPSAオフィシャルパートナー=日本航空、JA共済連、田中貴金属グループ、東京ガス、中外製薬、フジッコ、三菱商事、あいおいニッセイ同和損害保険、三菱電機、サントリーホールディングス、大同生命保険、凸版印刷、モリサワ、トヨタ自動車、ゴールドウィン、東日本旅客鉄道)

ウィルチェアーラグビーは、主に四肢に障がいのある選手が参加する車いすを使った競技で、1977年にカナダで考案された。欧米では広く普及している国際的なチームスポーツだ。
96年のアトランタパラリンピックにデモンストレーション競技として初登場し、2000年のシドニーパラリンピックからは正式種目になった。
日本ではアトランタ大会後に競技が紹介され、97年に連盟が設立された。日本代表は、12年のロンドンパラリンピックで4位を獲得、現在の世界ランキングは4位。今後、パラリンピックでメダル獲得が期待される競技の一つだ。

今大会には、日本、イギリス、ニュージーランド、デンマークの4カ国が参加し熱戦を繰り広げた。
1チームは4人の選手で構成され、各選手は障がいのレベルによって0.5~3.5点の7段階のクラスに分けられる。コート上でプレーする4人の合計が8.0点を超えてはならない。
ボールは、バレーボール球を参考に開発された専用球を使用し、蹴る以外の方法(投げる、打つ、ドリブル、転がすなど)でボールを運ぶ。通常のラグビーと違い、前方へのパスが認められている。ボールを保持して2つのパイロン間のゴールラインを越えると得点になる。
競技では相手の攻撃や防御を阻止するためタックルが認められている。車いすは、その激しい衝突に耐えポジションに応じた役割に応じた専用のものを使用する。

24日は日本対イギリスの決勝戦が行われた。両チームは世界ランキングで4、5位に位置している。ゲームではタックルが頻繁に繰り返され、車いす同士がぶつかる衝撃音が会場に響く。中には勢い余って転倒する選手もいて、かつて「マーダーボール(殺人球技)」と呼ばれていたことにうなずける迫力だ。試合は57対43で日本チームが優勝し、3位はデンマーク、4位はニュージーランドとなった。

関係団体は、ジャパンパラの観戦誘致とパラリンピックファンの拡大のため、イベントを積極的に実施している。今回も大会に先立ち、地元の小学生を対象に選手による講演会や体験会「ジャパンパラ応援プロジェクト 障がい者アスリート交流キャラバン」を実施。

また、会場では競技紹介の冊子配布や試合の実況をするなど観客サービスに努め、競技用車いすに実際に乗ることができる体験会も連日行った。
千葉ポートアリーナでは、ウィルチェアーラグビーの2016年リオパラリンピック出場権をかけたアジア・オセアニア選手権が、10月29日~11月1日の日程で行われる。
障がい者スポーツの枠を超えた、競技の迫力と選手の躍動をぜひ体感してほしい。
一見の価値ありだ。


日本障がい者スポーツ協会サイト:http://www.jsad.or.jp/
日本ウィルチェアーラグビー連盟サイト:http://www.jwrugby.com/

*ジャパンパラ
日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会が主催し、各競技団体と共催する国内最高峰の競技大会。ウィルチェアーラグビーの他、ゴールボールや水泳、陸上競技、クロスカントリー、アルペンスキーの大会が開催される。

〈今後の大会スケジュール〉
ゴールボール:7月29日~8月2日(足立区総合スポーツセンター)
水泳:9月5~6日(東京辰巳国際水泳場)
陸上:9月19~20日(長居陸上競技場)

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