米国発★“ウェブ界のアカデミー賞”2015年ウェビー賞発表

webby awards 2015

第19回ウェビー賞(Webby Awards)の授賞式が5月19日、米ニューヨークで行われた。ウェビー賞は国際デジタル芸術科学アカデミー(IADAS)が、年間を通じて最も評価すべきウェブサイトや作品に贈るグローバルアワードで、“ウェブ界のアカデミー賞”とも呼ばれる権威ある賞。1996年に創設されて以来、ウェブの進化と歩みを共にしてきた。「ウェブサイト」「インタラクティブ広告およびメディア」「オンラインフィルムおよびビデオ」「モバイルサイトおよびアプリ」「ソーシャル」の5カテゴリーで、ノミネート作品はさらに細かく分けられた部門別に5作品ずつ選出され、うち1作品にウェビー賞が与えられる。今年は世界60を超える国・地域から昨年を上回る約1万3000のエントリーがあり、344件が受賞した。

アドエージ誌によると、特に注目を集めたのは「本当の女の子らしさとは」を問い掛けたP&G の「Like a Girl」や、米カードストアAmerican Greetingsが母の日のキャンペーンに合わせて制作した「The World’s Toughest Job」(世界で一番大変な仕事)など。ウェビー賞のエグゼクティブディレクター、デービッド・マイケル・デービス氏は「どちらの作品もネット文化と密接に関わりながら、人々に深い感動を与えた。売り上げに貢献しただけでなく顧客にとって現実に存在する重要な課題に取り組んだ作品を顕彰できたことを誇りに思う」と語る。

その他話題となったのは、10を超える部門で受賞した講演会主催団体「TED」や、ウェブメディア「VICE」。筋萎縮性側索硬化症(ALS)協会に2億2000万㌦以上の寄付金を集めた「アイスバケツチャレンジ」と、SNSアプリ・SnapchatやVineで絶大な影響力を持つ“スーパーインフルエンサー” ジェローム・ジャール氏は、双方ともSpecial Achievement部門で受賞した。Breakout of the Year部門では出会い・交流アプリ「Tinder」が、Lifetime Achievement 部門ではWIRED誌を創刊したルイス・ロゼット氏とジェーン・メトカーフ氏が顕彰された。

審査に当たるIADASは、ウェブ業界の重鎮や専門家、有力紙編集者など約2000人で構成される。メンバーはデヴィッド・ボウイ氏、ツイッターの共同創業者ビズ・ストーン氏、ニュースサイト「ハフィントン・ポスト」の創設者アリアナ・ハフィントン氏、インスタグラムの共同創業者ケビン・シストロム氏、10代向け社会貢献サイト「Do Something」のナンシー・ルブリンCEOら。授賞式典では、たったの5ワードに制限される受賞者のスピーチも毎年話題だ。

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