日本マーケティング大賞、
「道の駅」など画期的なビジネスモデルを表彰

日本マーケティング協会(JMA)は5月26日、第7回「日本マーケティング大賞」表彰式を東京・千代田区のアルカディア市ケ谷で開いた。183件の応募の中から大賞に選ばれた全国「道の駅」連絡会「『道の駅』による地方創生マーケティング」をはじめ、奨励賞4件、地域賞3件が表彰された。
同大賞実行委員会の後藤卓也委員長(JMA会長)は選考基準について、「単なるヒット商品ではなく、マーケティングという視点でどのような活動をしたか」を評価した、と述べた。同賞選考委員会は18人で構成され、高橋信義氏(読売新聞東京本社常務取締役広告担当)が委員長を務めた。

受賞プロジェクトは以下の通り。

【日本マーケティング大賞】

 
● 全国「道の駅」連絡会「『道の駅』による地方創生マーケティング」
logo

「休憩」「情報提供」「地域連携」の三つを基本機能とし、防災拠点としても活用される「道の駅」。各地域の自主的な管理に委ねる新しいマーケティングを実現し、旅行者、地域住民、農産物生産者、地方自治体、道路管理者など全てのステークホルダーに貢献する画期的なビジネスモデルを構築した。


【奨励賞】

 

● LINE「『LINE Creators Market』によるユーザーとの共創ビジネス」

スタンプの制作を公募システムとし、企業とユーザー双方が利益を得る新しいビジネスモデル。大きなムーブメントとなり、現在12万種類以上の作品を販売している。

● 琉球放送「次世代4WINビジネスモデル、RBCおきなわ健康長寿プロジェクト『歩くーぽん』」

放送局と流通によるソーシャルマーケティングの成功例。沖縄県民の健康意識を高めるために開発された万歩計アプリ「歩くーぽん」は、歩くだけでファミリーマートのコーヒーなどが無料になる仕組みで、集客にも寄与した。

● ユーグレナ「人類の抱える課題を解決する新素材『ミドリムシ』市場の創造」

無限の可能性を秘めた「ミドリムシ」の量産化に成功。社会課題を解決する資源として再定義し、幅広い業種とコラボレーションして新しいマーケティングを推進した。

● レベルファイブ「妖怪ウォッチ~クロスメディアマーケティングの成功~」

ゲーム、アニメ、テレビ、玩具、音楽、映画とあらゆるメディアを駆使したコンテンツマーケティングの集大成。効果的なクロスメディア戦略で社会的ブームを起こした。


【地域賞】

 

● 阪急電鉄「宝塚歌劇100周年のマーケティング活動」

2014年に100周年を迎えた宝塚歌劇。積極的なマスメディア展開と共に、通常公演に加えてOGを総動員した記念公演を実施するなどして、宝塚ブランドのさらなる活性化に成功した

● ハウステンボス「テーマパークの再生」

「オンリーワン、ナンバーワン」にこだわる新戦略を実践して顧客満足を高め、劇的な経営改善を遂げた。2014年の来場者数は280万人、過去最高益を達成。

● 北見市「『山の水族館』を核にした北見市の観光開発」

淡水魚を展示する、北海道・大雪山のふもとの小さな水族館。2012年にリニューアルし、世界初の「川が凍る水槽」や日本初の「滝つぼ水槽」などのユニークな取り組みで、小規模ながら地域経済の活性化を果たした。

関連記事

続きを見る
ページ先頭へ