アジア初開催の家電見本市に
電通グループが出展

米ラスベガスで毎年開かれる世界最大の家電製品の見本市Consumer Electronics Show(CES)の海外版として、「2015 International CES Asia」が中国・上海市で5月25~27日、開催された(主催=米国Consumer Electronics Association)。アジアでは初の開催となり、15カ国・地域から約250社が出展、来場者は2万人に上った。

電通の海外本社である英国・電通イージス・ネットワーク傘下の中国DAN Chinaがブース出展を行い、東京の電通本社も二つの商品を展示。国内の大手家電メーカーが参加を見送った中で、異彩を放った。

にぎわうDAN Chinaブース
にぎわうDAN Chinaブース

CES Asiaでは「コネクティビティー」「イノベーション」「モノのインターネット」(IoT)の3大テーマのもと、自動車、ロボティクス、3Dプリンター、スマートホーム、ウエアラブルなどの14のカテゴリーに、数々の新製品が出展された。特に、会場の中国が世界最大の自動車市場であることを反映して、多くの自動車メーカーが自動制御などの最新技術をこぞってアピールした。また中国企業もIoT分野で存在感を打ち出していた。

DAN Chinaの展示テーマは“THE NEXT WAVE”。傘下のブランドがテクノロジーを結集し、電通本社からの二つの出展を含め、七つの商品を展示した。

Emotion Analyzer (電通サイエンスジャム,電通CDC)
「好き」「興味」「集中」「眠気」「ストレス」の五つの感性を脳波から簡易的に分析できるキット。既に自動車などの商品開発やレストランのメニュー開発で使われている。

Emotion Analyzer
Emotion Analyzer
ブースでのデモンストレーション
ブースでのデモンストレーション

Social Ticker(電通BCC)
ソーシャルネットワーク上での自社や他社についての評価を、腕時計型ウエアラブルの画面上にボリュームで表示。マーケティング上級管理職に向けた、リアルタイムでポジティブ、ネガティブ、中立の状況が把握できるツール。

Social Ticker
Social Ticker
ブースでのデモンストレーション
ブースでのデモンストレーション

POPCON (Carat, Amplifi, マンゴーTV, AVD)
パソコンや携帯で映像の画面上に情報をポップアウト表示する新技術。中国のネットテレビ大手マンゴーTV、AVDとの共同開発で、出演者の洋服などをクリックすると商品情報が閲覧でき、動画視聴時の新たな消費体験を提供する。

 POPCON
POPCON
ブースでのデモンストレーション
ブースでのデモンストレーション

ICPAPER (Carat, Yo-ren, AgIc)
紙でありながら同時にデジタルでもある広告媒体。印刷された電気回路と、センサーおよび電源で光や音を生み出し、新しいデジタルコミュニケーション体験を可能にする画期的技術。

ICPAPER。電子回路が印刷されたICペーパー
ICPAPER。電子回路が印刷されたICペーパー

ブースではこの他に、AR(拡張現実)と位置情報の活用により電子クーポンやコンテンツをゲーム感覚で入手できるアプリ「iButterfly」(&c.)や、頭部に装着すると仮想空間の臨場体験ができるディスプレー「Galar Virtual Reality」(電通テック)、方向性音響技術を用い広告メッセージをピンポイントで届ける音声環境「SonicRay」(Posterscope)を展示。電通グループの先進的なイノベーションをアピールした。

iButterfly
iButterfly
SonicRay
SonicRay
Galar Virtual Reality
Galar Virtual Reality

伸び盛りでスピードのある中国市場。参加者からは「日本の展示会では味わえない旺盛な需要を肌で感じた」「中国市場のポテンシャルを実感した」とビジネスチャンスの確かな手応えを語る声が聞かれた。

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