アイスバケツチャレンジから1年。
ALS患者の広告プランナーがCMを企画、出演

6月21日は世界ALSデー。一般社団法人END ALSは、国指定の難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)の 啓発CM をクラウドファンディングで支援を募り制作、各メディアで公開している。同法人の創設者でALS 患者の広告プランナー藤田正裕氏(通称ヒロ)が企画・出演。アーティストのAI さんも趣旨に賛同し友情出演している。

 
CM「ONE TRY, ONE LIFE」編

 

世界中に広がったALS患者支援の募金イベント・アイスバケツチャレンジから1年。ALS患者で広告会社マッキャンエリクソンに勤務の藤田氏が「自分の仕事である広告の力でALSを撲滅したい」とALS認知理解促進のプロジェクト“ONE TRY ONE LIFE-ROAD TO END ALS-”を立ち上げた。同CMもその一環で、同社や博報堂、電通など、競合する広告会社の壁を越えてメンバーが集まり、業界初ともいえる枠組みでプロジェクトを進めている。

いつ、誰がなってもおかしくないALSは進行が早く、五感や知能、内臓機能は健全なまま、全身の筋肉が衰えていく。進行すると人工呼吸器を装着しなければ延命できなくなる。

頭脳は100%機能し五感はあるのに、それらを全く表現できない状態となる「Totally Locked-in State」(完全な閉じ込め状態)になる患者も存在する。実際は人工呼吸器をつけずに死を迎える選択をする患者が70%といわれている。

藤田氏は自らの生い立ちや病の進行の様子、活動についてEND ALSのホームページにプレゼンテーションを掲載している。

 
藤田氏によるプレゼンテーション(音声なし)

 

ONE TRY ONE LIFE-ROAD TO END ALS-プロジェクトは今後も藤田氏を中心に、さまざまなコミュニケーションを行っていく予定だ。社会的な課題の解決に対して広告には何ができるのか。広告の力の可能性を広げる活動になるだろう。

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