シンブン!今だからできること。今しかできないこと。 #25

地方創生に挑む地方新聞社(4)
COOL ARITA ~未来への挑戦

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~地方紙は今、読者との絆を財産に、新機軸の取り組みにチャレンジしている~
今、地方新聞社は、地元での強いネットワークを生かし、新たな事業を創出、地域活性化に大きく寄与する取り組みを展開しています。各社は従来の枠を超え、新領域で次々と地方創生につながる成功事例を生み出しています。本コラム「地方創生に挑む地方新聞社」では、そんな取り組みの中からユニークな事例をピックアップし、6週連続でお届けします!


地方創生に挑む地方新聞社(4)

佐賀新聞社

COOL ARITA〜未来への挑戦

異業種との組み合わせの新商品を開発・販売、有田焼の魅力発信へ

佐賀新聞社は、創刊130周年記念企画として昨年「COOL ARITA〜未来への挑戦」プロジェクトを開始した。来年に創業400年を迎える佐賀県の伝統工芸・有田焼と二つの異業種との組み合わせの新商品を開発・販売し、有田焼の新たな魅力の創造、発信を図る。
一つは、BEAMS創造研究所との共働でコンセプトは「有田焼のある朝食のシーン」。早起きして「朝活」して、その後有田焼の食器を使っておしゃれでちょっとぜいたくな朝食を楽しむ。幅広い年齢層に支持されるセレクトショップBEAMSと共同開発することで、そうしたライフスタイルを、これまで有田焼に接する機会の少なかった若い女性を中心に提案していく。
もう一つは、有田焼のディズニー商品。コンセプトは和食の伝統でもある「一汁三菜」。伝統模様でミッキーのアイコンが表現されている食器と、一目でミッキーと分かる独創的なフォルムの小物入れがそろった。幼いころから「本物」に接し、子どもたちの感性を磨いてもらう狙い。日本の伝統工芸品や技術でディズニーの世界観を演出した商品を開発・販売するディズニー<ジャパンクラシック>シリーズの一つとしても展開される。

佐賀新聞社東京支社営業部の水町研一氏は「当社では商品開発や販売は初挑戦、夢のような企画だ。読者からの期待も寄せられている。有田焼を盛り上げ、地方紙として地域活性化につなげたい」と意欲を見せる。これらの食器を製作する李荘窯の寺内信二氏は「歴史的に有田焼は外からの刺激によって盛り上がってきた。今回をチャンスに、全国へ、世界へ広めたい」と、このプロジェクトにかける思いは熱い。

水町 研一氏
水町 研一氏

4月29日〜5月3日、有田陶器市で期間限定コラボカフェ「COOL ARITA CAFE」をオープンし、同プロジェクトで誕生した食器を使ったランチを提供したり、商品を販売、手ごたえを実感している。「課題は販路の拡大。地方紙はローカルコンテンツを活用した新しいマーケティング手法のパートナーになり得るということも広めたい」と水町氏。今後、地元メディアとの連携で、伝統工芸が新たな活路を見いだす先例として進展しそうだ。

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    新聞メディアにとって、今は大きな変革の時です。そんな今だからこそ、新聞広告は様々なチャレンジが可能となり、広告クリエーティブの幅もグンと拡がっています。このコラムでは、電通新聞局員が、新聞メディアの「今だからできること。今しかできないこと。」をテーマに連載していきます。みなさんに「今、新聞広告が面白い!」と思って頂けるような、新聞広告の最前線をお届けします!

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