業界のビッグイベント

「ケーブルコンベンション2015」開催

ケーブルテレビ業界のビッグイベント「ケーブルコンベンション2015」(主催=日本ケーブルテレビ連盟、日本CATV技術協会、衛星放送協会 後援=総務省)が、6月10、11の両日、千代田区の東京国際フォーラムで開催された。テーマは「Innovation & Challenge ~挑戦と連携~」
会場では、企業・団体の関係者や専門家による講演やセミナー、企画展示、情報交換会など、多くのプログラムが行われ、両日とも参加者でにぎわった。

ベストプロモーション大賞の入賞者ら
ベストプロモーション大賞の入賞者ら

10日には、さまざまな地域で展開されているケーブルテレビ事業の認知向上と業界の発展を目的に、各社の優れた活動や先進的な取り組みを表彰する第8回「ベストプロモーション大賞」の贈賞式が開かれた。チラシ、CM、ネット、グッドプラクティス部門の入賞13作品の中から各賞が発表、贈賞された。

総務省・徳光歩地域放送推進室長(左)と入間ケーブルテレビ・篠田課長
総務省・徳光歩地域放送推進室長(左)と入間ケーブルテレビ・篠田課長

グランプリには、入間ケーブルテレビ(埼玉)の「メディアミックスで伝える愛情いっぱいの給食」に決定した。同局の収録番組「給食だいすき」は市内の小学校の給食風景を、準備から後片付けまでリポートするもので、FM放送やツイッター、フリーペーパーなどでも展開する。

アンバサダーの久保氏
アンバサダーの久保氏

管理部渉外企画課の篠田敬子課長は「アワードは、全国各地のケーブルテレビ局それぞれの思いが分かり毎年楽しみにしている。いつかは賞を取りたかったのでうれしい」とあいさつした。準グランプリは、日本ケーブルテレビ連盟信越支部長野県協議会(全17局、長野)の「夏だ 祭りだ 生中継だ!」(自主制作番組の認知とイメージアップを目的とした共同広告)と中海テレビ放送(鳥取)の「中海Go!Go!レスキュー隊 ガイナーレ鳥取コーチ編」(放送サービスをPRするシリーズCM)が受賞した。

また、今年が日本におけるケーブルテレビ発祥から60年に当たることから、アワードのアンバサダーにフリーアナウンサーの久保純子氏を迎え、“子ども・教育”をテーマにした作品の中から特別賞を設けた。同賞には上田ケーブルテレビジョン(長野)の「手作り童話〈おはなしランド〉」(地元のグループによる地域を題材にした創作童話の番組)が選ばれた。久保氏は「地域の皆さんの、残すべきものを伝えようとする温かい思いと、手作り感が素晴らしい。読み聞かせは、子どもに大きな可能性を与える」と評価した。

受賞作品の紹介サイト(http://www.catv-jcta.jp/catv_award2015/index.html)では、作品の詳細や、久保氏のインタビュー映像が視聴できる

同アワードの贈賞式後には「ベストプロモーションフォーラム」が行われ、電通のビジネス・クリエーション・センターの並河進氏「地域のコミュニケーション・デザイン」をテーマにセミナーを実施した。並河氏は“アイドルとファン”や“トイレットペーパーと消費者”などで、通常の両者の関係性を超えたつながりを生んだプロジェクトを紹介。「視点を変えることで関係性を新しくする」方法を語り、ケーブルテレビ局と地域がより良いコミュニケーションを築く方向性を示した。また、同氏をファシリテーターに、明治学院大の古川柳子教授、ソニー・デジタルエンタテインメントの福田淳社長、スターキャット・ケーブルネットワークの水野克久取締役をパネリストに迎え、ディスカッションを展開した。アワードで表彰された作品に言及しながら、局と地域の可能性と未来について来場者と共に考えた。

並河氏
並河氏

コンベンションでは、関連イベントとして「ケーブル技術ショー2015」が併催された。“ケーブルテレビが創る明日への挑戦”をテーマに、関連企業65社がブースを出展。各社は4K・8K放送やインターネットに対する取り組み、最新の設備・機器を展示・紹介するなどPRに努めた。 講演やセミナーには約3000人が参加し、技術ショーには2日間で約1万人が来場した。
公式サイト:http://www.catv-conv.jp/

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