マレーシア発★イスラム女性ファッションに注目、高級路線や海外展開も

イスラム教徒の女性(ムスリマ)向け服飾市場が、高級路線での展開や海外進出など多彩な展開を模索している。アジアの経済情報を配信するNNAが伝えた。

ムスリマ向けファッションのボリュームゾーンは中間~低所得層向けの廉価品だが、マレー系のファッションデザイナーで実業家のモナ・ディンさんは、高所得層向けのオリジナルブランド「ハジャバ」(HAJABA)を展開。首都圏クランバレーを中心に高級ショッピングモールなどに店舗を構え、ムスリマ向け高級ブランドとして人気を集めている。

ハジャバは以前、首都圏クランバレー以外にも、ジョホール州やペナン州などマレーシア国内全域で12店舗を運営してきたが、現在は店舗数を絞り込んでいる。事業の選択と集中を進める中で、近年注力するのは若手起業家との共同事業だ。3人のムスリマ実業家とともに手掛ける「ウーマン・オブ・ジャナア」(WOJ)は、複数の服飾ブランドを集めた小売店舗で、若手デザイナーのブランドを中心に取り扱う。

モナさんは、昨年から始まったムスリマ向けの服飾展示会「クアラルンプール・ヒジャブフェア(KLIHF、ヒジャブはムスリマがかぶるスカーフ)」を立ち上げた代表者としても知られる。今年の5月下旬に開催した同展示会では、インドネシアやシンガポールなど海外企業を含む250ブースが出展。ヒジャブや衣類、アクセサリー類、化粧品などを展示販売し、10万人以上が来場した。

来年はKLIHFを、初めて非イスラム圏のロンドンで開催する予定。将来的には中東のファッション集積地であるアラブ首長国連邦(UAE)のドバイやシンガポールでの開催も検討するなど、海外展開も模索していくという。

ムスリマ向けファッション

盛況に終わった今年のムスリマ向け服飾展示会「KLIHF」の様子(NNA撮影)

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