子どもたちの夢を月面へ!
ルナ・プロジェクトが「内閣総理大臣賞」受賞
2015/08/06
民間企業による初の月面到達プロジェクト「ルナ ドリームカプセル プロジェクト」が8月3日、第9回キッズデザイン賞(主催=キッズデザイン協議会 後援=経済産業省)の最優秀賞・内閣総理大臣賞を受賞した。
同プロジェクト(主催=ルナ ドリーム実行委員会〈大塚製薬、アストロスケール、アストロボティック・テクノロジー〉)は、世界中の子どもたちの夢と、人類に欠かせない「水」を象徴するポカリスエット(粉末)をドリームカプセルに載せ、月面に届ける歴史的な挑戦。大学の研究室や中小民間企業の協力も得て、地上約38万キロの月面を目指す。カプセルを積んだロケットは、2016年の夏に米フロリダから打ち上げられる予定だ。
2014年5月に始動したプロジェクトは、かつて国家プロジェクトレベルでしか実現できなかった宇宙飛行が、民間企業の手によって行えるようになった事実を背景に、月や宇宙に興味を持った若者たちが近い将来自らドリームカプセルを取りに行き、月の水で溶かした飲料でのどをうるおしてほしいと願うもの。カプセルには、チタンプレートにレーザー技術で刻印した子どもたちの夢も積載する。
プロジェクトサイト(http://lunar-dream.com/)では「夢」を募集するとともに、計画概要や関連イベントなどを豊富な動画で紹介している。
キッズデザイン賞では、プロジェクトの壮大なスケールや想像・創造力の飛躍を感じさせること、日本のものづくり企業や海外企業、大学などとの共働である点などが評価され、最優秀賞に選ばれた。
キッズデザイン賞サイト:
http://www.kidsdesignaward.jp/2015/