US発★米広告主トップ200社 14年は支出成長率が鈍化

アドエージが2014年の米国市場における「広告主トップ200社」を発表した。首位は前年に引き続きP&Gで、14年の広告費は前年比4.2%減の46.1億ドル。AT&T、ゼネラルモーターズが続いた。

トップ200社のうち前年比で支出増だったのは119社、支出減は79社、変化なしが2社で、平均支出額は6億8900万ドルだった。ただ上位100社の平均11億ドルに対し、101~200位までの平均は2億7900万ドルと大きな開きがある。例えば1位のP&Gは推定46億ドルを支出したのに対し、200位のリバティ・トリップ・アドバイザーは同1億8000万ドルだった。一方で10億ドル以上を支出した企業は38社に達している。

業界別では、15業種のうち12業種で支出が拡大した。増加率上位は旅行(前年比14.5%増)、アパレル(同9.8%増)、エンターテインメント/メディア(同5.2%増)、医薬品(同5.0%増)など。逆に広告費が縮小した業界は、食品(同4.1%減)、テクノロジー(同3.1%減)、パーソナルケア(同2.2%減)などだった。

金額では史上最高の1378億ドルに達したものの、成長率はリーマンショック後の10年に回復傾向を示した以降では最低だった。ただ、これは各社が広告を控えたわけではなく、主要メディア(従来型メディアとインターネットディスプレー広告)から測定困難なその他媒体(有料検索、オンライン動画、ソーシャルメディアなどの各種デジタル広告や、プロモーション、体験マーケティング、ダイレクトマーケティングを含む)に比重を移したことで広告支出が圧縮された格好だ。200社の広告支出全体に占めるその他媒体への支出の割合は47.8%と、13年の45.8%から拡大傾向にある。

200社の主要メディアへの支出額内訳は、テレビ68.5%、インターネットディスプレー広告7.2%、その他の印刷媒体・ラジオ・屋外広告が合わせて24.3%で、主要メディア全体への支出額は前年比1.8%減となった。中でも同13.3%減と最も縮小したのはバナー広告だった。一方でその他媒体への広告支出額は同6.5%と拡大したため、これらを差し引きすると、14年の200社の広告支出額全体は同2.0%増にとどまった。 

米広告主トップ200社
単位:100万ドル

出典 Ad Age
Big Spenders on a Budget: What the Top 200 U.S. Advertisers Are Doing to Spend Smarter
http://adage.com/article/advertising/big-spenders-facts-stats-top-200-u-s-advertisers/299270/

 

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