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電通インターンシップ2015~人の心を動かすプロに学ぶ

2015/09/11

    8月17~21日と29日、9月5日、東京・汐留の電通本社ビルなどを会場に「電通インターンシップ2015 アイデアの学校」が開催され、大学生から院生まで、54人が参加した。

    8年目を迎えた今年のコンセプトは「常識(あたりまえ)を壊す、夏の7日間」。電通社員による講義や演習、合宿を通して同社の企画業務を体験し、常識を超えたアイデアを生み出すことに挑戦した。

    7日間、一緒に脳みそに汗をかいた仲間たち
    7日間、一緒に脳みそに汗をかいた仲間たち

    受講生を選出する過程にもそのコンセプトが貫かれている。今年は通常の選考過程とは別に、「座禅選考」を導入。パソコンのウェブカメラの前で座禅を組むユーザーの様子を審査するもので、座禅中にどれだけ体が揺れなかったかを競う「精神統一賞」や、一句詠んでそのユニークさを競う「講師賞」などを設けた。また、座禅選考サイトのソースコードに隠された暗号を解読したユーザーには「裏口突破賞」が授与された。

    インターンシップでは今年も3コースを実施。同社グループ・クリエーティブ・ディレクターでCMプランナーの東畑幸多氏による「『その手があったか!』を発見して、世界や未来をいい感じにするコース―コピーライティング & CMプランニング発想法―」、クリエーティブ・ストラテジスト・佐久間崇氏による「つまらないことを、おもしろく。おもしろいことを、まじめに。Planning & Concept makingコース」、コピーライターでプランナーの仁藤安久氏による「世の中をアッと驚かす何かを、つくりつづけたい人のコース」に分かれた。また各コースで初の試みとして、世界中の課題解決の事例を浴びるように見て「型」を身に付ける「事例シャワー」の時間が設けられた。

    事例シャワーの時間
    初の試みとして行った事例シャワーの時間

    7日間にわたって出され続ける講師からの課題に良いアイデアを寄せると、優勝者には金色、準優勝者には銀色、3位には銅色、講師賞として各担当講師の名刺と同じ色の色鉛筆がプレゼントされた。電通社員の名刺には100色のバリエーションがあり、金色はもちろん、何色集められるかも受講生らの張り合いとなった。

    特製の色鉛筆
    優秀なアイデアを出した受講生に贈られる特製の色鉛筆

    電通インターンシップは1988年に開始した電通クリエーティブ塾を前身とし、これまでさまざまな業界に、数多くのクリエーター、プランナーを輩出してきた。必ずしも広告業界人にならなくても、人の心を動かすアイデアを考え抜いたひと夏の経験は、社会に出た際に役に立つだろう。

    詳細は電通ウェブサイト内で。
    昨年度の様子はこちら