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池袋駅でガッキーが語りかける。天気と時間で変化する「データトリガーサイネージ」

2015/09/29

    電通は9月28日から、西武鉄道池袋駅1階改札外のデジタルサイネージ「池袋駅スマイル・ステーションビジョン」で日本テレビの新土曜ドラマ「掟上今日子の備忘録」のキャラクターが登場するコンテンツを上映している(10月4日まで)。

    データトリガーサイネージ
    ※写真はイメージです

    この企画では、その日の天気や時間によって、女優の新垣結衣さん扮するドラマのヒロイン・掟上今日子が映像の吹き出しを通して語り掛ける内容が変化する。サイネージにリアルタイムで外部データを取り込み、映像の再生時に自動合成加工する仕組み「データトリガーサイネージ」を活用。同ビジョンの広告枠を販売する電通が、広告配信前の実証実験として実施した。

    「掟上今日子の備忘録」は、人気作家・西尾維新氏の推理小説が原作で、記憶が1日ごとにリセットされてしまう探偵・掟上今日子が、どんな事件も最速で解決する物語。今日子には重要なことを忘れないように腕など体中にメモを取る癖があるのだが、サイネージでも、天気や時間に合わせて変化する今日子のメモに注目してほしい。映像の最後には新垣さんとともに俳優の岡田将生さんも登場し「忘れないでくださいね。」と10月10日夜9時からのドラマのスタートをアピールする。

    このデータトリガーサイネージを企画した電通CDC・林裕史氏、同・薬師寺肇氏、電通テック・工藤成氏のチームは「池袋駅スマイル・ステーションビジョンは、通勤・通学や待ち合わせなど週に何度も接触機会のある媒体。天気や時間といった外部データによって広告内容を変化させることによって、接触のたびに注目が集まり、友人や同僚などとの会話のネタにもなるよう工夫した」とコメントを寄せている。

    また日本テレビ宣伝部の境祐介氏は「東京エリアの天気情報をサイネージに自動的に取り込み、掟上今日子のせりふに反映することで、キャラクターが立体的に表現できた。今後例えばSNSのトレンド情報といったリアルタイムデータと連動させるなど、エンターテインメントと相性の良い広告媒体だと思う」と話す。

    今後も電通は7日間単位の掲出で同広告枠の販売を行っていく予定だ。
    池袋駅スマイル・ステーションビジョンの詳細はこちら(電通インフォメーション)。