MOM meets MOM project #03

世界の子育てをのぞいてみたら。ママ覆面インタビュー<アメリカ・フランス編>

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    外崎 郁美
    株式会社電通 電通ギャルラボ代表/CDC コピーライター/CMプランナー

世界では妊娠や出産が原因で命を落とす女性が、なんと1日に約800人もいます。この状況を改善していくために、途上国の女性支援を行う国際協力NGOジョイセフと女性向けコミュニケーションを手掛ける電通ギャルラボは、世界中の妊産婦を守るホワイトリボン運動の一環として、共同で「MOM meets MOMプロジェクト」を立ち上げました。スポンサーとしてサラヤのスキンケアブランド、ラクトフェリンラボが全面的にサポートしています。

世界の妊産婦やママが置かれた状況を日本のママたちにも知ってもらうことで共感しあい、支援の輪を広げていきたい。この連載では、プロジェクトメンバーの筆者・外崎郁美が6月に視察に訪れたタンザニアにおける母子保健の現状を振り返りながら、日本の、そして世界におけるママたちの課題と未来の可能性について考えていきます。

世界の子育てをのぞいてみたら。育児と仕事、両立の実態を探る!覆面ママインタビュー<アメリカ・フランス編>


前回は日本のママに覆面インタビューをしました。もちろん、一人一人生き方も考え方も違うので、「ママ」という共通項だけで一概に何かを決めつけることはできないと思います。ただ、少しだけ視野を広げてみたら新しく見えてくることがきっとあるはず。ということで、今回はアメリカ在住のママとフランス在住のママにインタビューを実施しました。2人とも日本人ですが、外国人の夫と海外で暮らし、子育てしながら仕事もしているママたちです。



E子さん(30歳)の場合

【profile】
アメリカ・シアトル在住。非営利団体勤務。家族構成は、夫(アメリカ人、33歳、コンサルタント会社勤務)、長女(1歳半)。長男は生きていたら4歳(死産)。

E子さんの心
仕事60%、娘20%、来週の献立20%

E子さん

【概略】
結婚半年後、26歳のとき初めて妊娠。夫の仕事の都合でルワンダで暮らしていたため病院探しに奮闘。アメリカは医療費が高く、日本はお産だけを受け入れてくれる病院がなかなか見つからず、国際電話をかけまくる日々。

結局、日本で生むことになり臨月が近くなって帰国。ようやく東京の産婦人科医ですべての検査を済ませ、区役所で母子手帳をもらって新生児グッズをそろえていた矢先、予定日2週間前に突然胎動がなくなる。

夜中に病院で診てもらい、胎児の死亡が確認される。その後、陣痛がやってきて自然分娩。
死産。へその緒が首と足首に絡まってしまったことが原因だとわかる。

その後、民間のコンサルティング企業から日本の企業に出向中、28歳のときに2回目の妊娠。上司に妊娠を告げたところ、数日後にまさかの解雇通告。

29歳になり東京で無事に長女を出産。解雇されたショックから、日本で仕事と家庭の両立を幸せにやるのは無理だと判断。娘が1カ月半になったころにシアトルに移住する。

Q.ルワンダ滞在中に初めての妊娠。どんな生活でしたか?
E子:就職活動中に妊娠しましたが、そのまま就活を続けてわりとすぐに新しい仕事を始めることに。ルワンダやケニアの同僚といっしょに出版物の編集の仕事をした。短期の仕事で、体調に変化もなかったので会社には最後まで妊娠していることを言わなかった! だからまわりの配慮は何もなく、普通に仕事をできたのでよかった。

Q.日本との違いは感じますか?
E子:私自身、妊娠を理由に運動を控えたり食生活を変えることはなく、通勤も一般のルワンダ人が乗るバスを使い、ベリーダンスのクラスに通ったりしていた。周りのルワンダ人や他の欧米人から妊婦だからといって特別扱いされたことがまるでなかったので、ごく普通に暮らした。きっと日本にいたら情報があふれていて、もっと妊婦ならではの制限や義務があったのかも?

Q.2回目の妊娠は日本でしたが、どうでしたか?
E子:体調に何の変化もなかったのですが、計画していた出張は禁止され、通っていたヨガのクラスからも出入り禁止にされ、検診に通っていた病院からはヒールのある靴を禁止され、食べ物についてもかなり詳しく指導があった。前回とかなり違っていたのでびっくり。

Q.日本で、妊娠を理由に解雇通告されたときの話を教えてください。 
E子:安定期に入り妊娠を上司に告げたところ、数日後に解雇通告された。理由は「妊娠していて出張に行けないため」。期限付きの契約社員で、当時は期限残りあと半年、出向先のチームとも良好な関係を築いており業務もラストスパート、というところだったので意味が分からず、ぽかーん…。

Q.その後、何か対策はとりましたか?
E子:夫や友人に話しているうちに、徐々にこれは違法だと気付いて…。今、流行(?)の「マタハラ」です。ちょうどその時「マタハラ」という言葉が新聞に初めて載ったタイミングでもあり、ホットラインに電話相談したりして、結局は雇用主に解雇通告を撤回してもらうことに。…とはいえこの出来事はとてもショックで、最終的に「この国(日本)で仕事と家族の両立を幸せにやっていくのは難し過ぎる。やっぱり外に出よう」という結論に達する決定的なブローになった。

Q.シアトルに移住してからの育児は、どうでしたか? 
E子:東京で長女を出産して、娘が1カ月半になった頃にシアトルへ。そこから今の仕事を見つけるまで1年、専業主婦として暮らした。シアトルで専業主婦として過ごしていちばん驚いたのが、昼間に公園にいる子連れの男性の数! ごく普通の住宅街の公園に、子どもの面倒を見ているパパがたくさん
しかも平日の真昼間に

Q.そういう光景はアメリカでは普通?
E子:「この人たちは働いてないの?」「アメリカにはそんなに専業主夫が多いの?」とアメリカ人の夫を問い詰めたところ、「自宅勤務とか、時差勤務してるんじゃない?
そういう女性多いけど男性だってするんだよ、保育園高いから。奥さんがいい仕事してたら夫が家で面倒見るっていう家庭も結構多いんじゃない?」と。

Q.E子さんにとっても意外だったのですね。
E子:いかに私の「公園にいるのはママ」というイメージが偏見であるかを思い知らされた(笑)。実際に私のアメリカ人の友人には、ママは出産3カ月で仕事に戻り、就職活動中だったパパが就活を一旦打ち切って育児に1年間専念するという家庭も。パパのあふれるシアトルの公園に慣れてしまった今は、日本の公園がママと子どもばかりであることの方が、ちょっと異様な感じがする。

Q.出産後の夫の育児、家事。ズバリ何点?
E子:
【育児100点】子どもが大好きなので、育児は下手したら私よりやっている。保育園の送り迎え、夜のお風呂から寝かしつけ、夜中起きたときの対応まですべて夫が。遊びたいのは娘よりむしろ夫なのでは…と思うくらいよく2人で遊んでいる。私が育児を「こうしたい」という強い思いがあるわけではなく、夫のやり方や適当さでもオッケー!と考えているからかも?

【家事80点】育児とは逆に、家事はほとんど私。ただ、日本と違って食洗器や乾燥機もあるので、そもそもの家事の分量が少ないともいえる。あと、どうしても譲れないのが食生活!私が白米とみそ汁と焼き魚をつくり、代わりに夫は家賃の支払いや税金の申請など、私の嫌いな金銭関係の手続きを担当するという分担に。

Q.夫が育児することに対して、彼の職場の理解や協力はありますか?
E子:子どもがいるのに家事や育児をしないで仕事を優先する、なんてことを夫があからさまにしていたら、職場で「非国民!」くらいの扱いをされるのでは。シアトルは総じて家族や個々人のライフスタイルにとても優しい企業文化があるので、そうでない会社は目立つし、すぐに「悪い会社」という評判が立って事業はひとたまりもないと思う。保育園の送り迎えがあるため、夫は早朝7時半出勤、3時半退社というスケジュールで働いているけど、これに文句を言う人はこの1年半誰もいないと聞いている。 

Q.シアトルでの職場復帰までのエピソードを教えてください。
E子:
【就職活動】娘が10カ月くらいの時にシアトルで就職活動を開始。といっても、アメリカの就職活動はメールや電話がほとんどで、娘を置いて出かけることはほとんどなし。ただ、電話面接の間に娘が背後で泣き叫び始めて、娘をおんぶして歩き回りつつ会話を進める、なんてことは毎回。最初はこれで面接が通るんだろうか…と心配していたが、面接官も「うちも3人いるのよ、よく分かるわー。気にしないで!」みたいな反応をしてくれる人がほとんど。

【保育園探し】シアトルでは「フルタイムでベビーシッターを雇う」「近所の家族と数人でベビーシッターをシェアする」「保育園に通わせる」という3つの選択肢があるが、金銭的にいちばん負担の少ない保育園を希望し、10カ所くらいに電話をかけてようやく入れることに。アメリカの保育園はすべて私立なのでかなりクオリティーに差があり、正直、空いていたところは微妙だったが(部屋の中で靴をはいたまま、ランチがハンバーガーetc…)目をつぶった。その後は希望の園に移動することができ、今は日本語教育で和食のランチがでる保育園に通わせている。

【復帰後】仕事に就いてからは、直属の上司が3人の子どものパパだったことも幸いし、理解があってほぼ残業もなく特に問題なし。周りにも妊婦さんや小さい子どものいる同僚も多い。会社に病児育児サービスの福利厚生があり、娘が突然病気になったりして保育園にいけない日は、ベビーシッターが家に来て1日1時間数百円で面倒を見てくれる。全然知らない人が家に来ることは抵抗あるが、どうしようもない時はとても便利なサービスなので、あるだけ安心?

Q.シアトルで職場復帰後したあなたの働き方は?
E子:
6:30 家族3人起床、着替え
6:45 全員同時に家を出る
7:15 会社に到着、朝ごはん食べつつメールチェック
15:45 会社を出る
16:00 帰宅、ダッシュで夕飯つくる
16:30  娘と夫が帰宅
17:00  家族で夕飯
18:00  家族で近所の公園で遊ぶ
19:30  娘のお風呂、就寝
20:00~22:00ヨガ、お買い物、ネット、テレビなど。夫婦それぞれの趣味の時間。
22:30 夫婦就寝
この今の働き方は、今の私に合っていると思う。

Q.シアトルには育児休暇はありますか?
E子:アメリカでは日本のような公的な育休制度がないので、育休がまったくない会社がほとんど。今の職場は運良く男女ともに3カ月あるけど、日本と比べると短いですよね。次の子ができたときが心配。

Q.出産後、育児を通じて、夫婦の関係は変わりましたか?
E子:特に変化はない。娘の寝る時間がいつも8時前と早く、その後は夫婦の静かな時間しかないので、2人だけで出かける必要をあまり感じない(笑)。

Q.シアトルで育児しながら働く上で、大変なことはありますか?
E子:アメリカでは保育園がすべて私立のため、シアトルでは月に1人当たり15万円くらいのお金がかかる。かなり高い。でも逆に言えば、お金を払えばどこかしらの保育園には必ず入れるので待機児童の問題はない。子どもが増えたら、ベビーシッターを雇ったり、近所の家族とベビーシッターをシェアしたり、父母が先生の役を交代でするCoopという保育組合のような組織に入れることもできるので、保育園以外にも選択肢はある。

Q.育児の幸せと苦労を、それぞれ教えてください。
E子:育児は大変で自分の人生の終わり…くらいに考えていたけど、実際やってみると逆に幸せなことばかり。私は一人目を亡くしていることもあり、娘が生きて生まれてきてくれて元気に暮らしているだけで、すべての苦労も含めて幸せのうちだと思っている。

Q.これからの日本がこうなってほしい、と思うことがあれば教えてください。
E子:若い人もそうでない人も、みんなもっと外に出て、外を見てほしい。日本とは違う暮らし方や働き方、考え方にも触れてほしい。

本当に自分の幸せを実現するためには何が必要なのか、積極的に考えて、それを行動に移せるようなもっと自由な国になってほしい。制度も、一人一人の考え方も。

 



F子さん(43歳)の場合

【profile】
フランス・パリ在住。撮影コーディネーター。
夫(フランス人、45歳、自営業)、長男(4歳)の3人家族で、留学中の甥(19歳)も同居中。

F子さんの心
子ども40%、自分30%、仕事(兼趣味)20%、夫10%

F子さん

【概略】
10年間にわたり結婚生活を続けた元夫と離婚。その翌年に付き合いだした現在の夫との間に、交際7カ月で初めての妊娠。38歳の時。

妊娠発覚はモロッコでの1週間のハードな出張を終えた直後だった。2週間後に再びモロッコへの出張を控えていたが、初めての妊娠で仕事内容もハードだったこともあり、同僚に仕事を任せることに。“遠隔操作”で手伝う。

妊娠初期は腰痛などもあり仕事中断かと思いきや、腰痛が落ち着きつわりもまったくなかったため、出産直前まで仕事を続けることに。

無事に長男を出産。産後は会社側と相談し、在宅で仕事を続けることに。産休後以降に子どもが保育園に通うようになっても、しばらくは出勤なしの形態で仕事を続ける。

Q.妊婦したときのエピソードを教えてください。
F子:前の夫とは10年間子どもができなかったこともあり、子どものいない人生を送るのだと覚悟していたので妊娠はサプライズな出来事だった。相手を変えるとできる、という話は聞いたことがあったが、まさに、という感じ。

Q.妊娠してから、仕事上の心配はありましたか?
F子:初産は38歳で高齢出産ということもあり、仕事をがんばってきた感は既にあったので復帰のことは気にならなかったが、お仕事を依頼してくださる方々を裏切ることはできないという感情が強かった。これまで自分で抱え過ぎていた仕事も周囲の同僚に振るようにして、妊娠を機会に仕事のやり方を変えられるようになった。

Q.職場復帰後のあなたの働き方は?
F子:フランスは 産休は出産の6週間前からと、出産後10週間もらえて、健康保険からこの期間お手当が出る。実際、仕事は6週間前くらいまで通ったが、出産直前まで自宅勤務も続け、産休後以降も会社と相談して自宅勤務を中心に仕事を続けている。フランスも保育園確保はかなり難しいが、2歳から週3で私立の保育園に、3歳からは区立の保育園に毎日通えるように。出張のときは義理の母親に来てもらうなど家族に助けてもらっている。

Q.妊娠前と比べて、働き方はどう変わりましたか?
F子:子どもがいないと仕事をダラダラやってしまいがちだったが、子どもが寝る前に家に帰らなくてはと思うし、週末は子どもと過ごしたいので、出張の時期以外は「基本、週末は仕事をしない」とか「休暇中はパソコンを持って行かないでスマホで対応できる範囲にする」とか、制限を自分でつくって仕事をするようになったので、逆に、子育てをしているがゆえに理想的な働き方を今実現している。収入も結果的にあまり変化なく、仕事のクオリティーも変えずにやれていると思う。

Q.交際7カ月で突然の妊娠。フランス人の夫の反応は?
F子:お互いバツイチカップルで子どもがいなかったこともあり、急な展開に少し引いている感じ。優しくはしてもらっていたけど距離感があった。日本人女性と結婚したとあるフランス人男性が「日本人女性は結婚すると母親になってしまい、女ではなくなるし、専業主婦になりたがる」というレッテルを語っていたらしく、そういう女性にはまったく魅力を感じないということを節々に出していた。

Q.息子さんが生まれて、夫の育児や家事は、ズバリ何点?
F子:【子煩悩100点】
息子が誕生したらガラっと態度が変わり、彼の方がすっかり父親に。職場が自宅と近かったので必要なときはいつも助けてくれた。そして今年、子どもが4歳になり4月に入籍。と同時に夫が膝を悪くし手術をすることになり、夫がまるで育児休暇中のような生活に。今は彼の方が、仕事より子育ての喜びを満喫中。

Q.夫が育児することに対して、彼の職場の理解や協力はありますか?
F子:彼は自営業ということもあり、周りの男性スタッフに育児プライオリティーを押し付けている感はある。周囲からの目線よりも、どれだけの女性が、夫が育児休暇を取って育児に専念をするという環境を受け入れられるのだろうかとも感じる。夫が親ばかになったのは健康上の理由もあったが、育児の喜びを得るのは女性だけではないことを実感している。

Q.フランスで育児していて、日本と違うと感じる点は?
F子:フランスは女性が仕事を続けることが多く、公園などに行くと80%がベビーシッターで、平日の日中にママが引率しているパターンは大半が外国人。専業主婦は魅力的ではないとされる国だと感じることも多い。日本に帰った時に、公園に子どもを連れて行くと引率しているのは100%ママなので、逆にカルチャーショックだった。

Q.出産後、育児を通じて、夫婦の関係は変わりましたか?
F子:付き合い出して間もなく妊娠、出産したのもあり、出産後も女として扱ってくれるので夫婦関係はわりと円満。けど、子どもがいるからこそ深まる家族愛の方が強く、恋愛という関係ではなくなってしまうのは避けようがないのかなと。ラブラブなフランス人夫婦を見ると、自分の態度がどんどん素っ気なくなっている気がして焦る。これは努力が必要だなと。

Q.日本のママを見て思うことはありますか?
F子:日本に帰った時に、公園でママ友軍団が身なり構わず子どもの話ばかりしているのを見ると、ちょっと引いてしまう。フランスではない光景なので、今の生活にはこの種のママ友的ストレスはないと思う。

Q.ママの幸せにとって、男性側に必要なことは何だと思いますか?
F子:母親になっても、ひとりの女性として扱うことは大事だと思う。

Q.フランスといえばバカンスのイメージですが、実際どうですか?
F子:フランスは1936年に2週間の有給休暇が法律で可決してから、長い歴史を経て現在は5週間になった。そして、これは形式上ではなくみんなキッチリ取る。労働時間も週35時間。長い歴史を得てフランス人が戦って築いてきた制度だけあって、日々の仕事も残業はまれで、バカンス前後の時期になると「バカンスはどこに行くの?」と会話が弾み、メール自動返信で「ただ今バカンスを取っているので、X日以降に戻ってからお返事します。急用のある方は同僚のXXXまで」というのが通常。少しでも労働時間や条件が悪くなるとストライキが起こる。

Q.日本に生かせる部分はありそうですか?
F子:OECDの生産性国際比較によると、フランスは上位10位以内で、日本は20位以下。時間の有効活用と、睡眠時間の確保、休暇によるリフレッシュはとても大事なことなのだと思う。すべて海外から見習うわけにはいかないと思うけど、労働時間や有給休暇を書類上だけでなく全体が守るようになれば、育児と仕事を両立することができるようになり、生活環境も上質なものになるのでは?

Q.これからの日本がこうなってほしい、と思うことがあれば教えてください。 
F子:女性側の意識として、結婚や出産をゴールに考えるという観点を見直すべきだと思う。そんな意識が男性や社会にもストレスを与えて、女性が母親になった後で男性と対等な関係ではいられなくなる要因にもなっていると感じる。

仕事で出張すると、ガラっと家庭のことを忘れている時間がある。それは夫に安心して子どもを任せられるから、なのかも。

 

【第2回(アメリカ・フランス編)考察】

うっすら噂には聞いていましたが、アメリカ編では男性の育児参加率の高さ、フランス編では有給の多さとその取得率の高さに、日本とはかけ離れた違いがあることをこの覆面インタビューで実感しました。そしてさらに意外だったのは、日本は、制度的には決して遅れているわけではないという事実。アメリカでは公的な育休制度がなかったり、フランスでも保育園確保がかなり難しかったり。実は制度的にもかなり恵まれているように感じる日本には何が必要なのでしょう? ママの幸せについてさらに広い視野から考えてみるために、次回は、世界各地で数多くの女性のエンパワーメントに携わっている大崎麻子さんと対談します。

プロフィール

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    外崎 郁美
    株式会社電通 電通ギャルラボ代表/CDC コピーライター/CMプランナー

    1983年生まれ。TCC新人賞、日経広告賞部門賞、交通広告グランプリなどを受賞。共著に「世界女の子白書」。2011年から国際協力NGOジョイセフと電通ギャルラボ共同でGIRL meets GIRL PROJECTを続け、2016年3月からI LADY. キャンペーンをスタート。

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