ミラノ万博閉幕 

日本館はパビリオンプライズ 

展示デザイン部門で「金賞」受賞で有終の美を飾る

今年5月からイタリア・ミラノで開催されていたミラノ国際博覧会(ミラノ万博)が10月31日、184日間の会期を終え閉幕した。同博は「地球に食料を、生命にエネルギーを」をテーマに、約140の国と国際機関がパビリオンを開設した。会期中の総来場者数は、当初の見込みを大きく超える2150万人に上った。

日本館ではアテンダントが最後の来場者を送り出した
閉幕式

日本は、農林水産省、経済産業省を幹事省、国土交通省を副幹事省、日本貿易振興機構(ジェトロ)を参加機関として日本館を出展し、総合プロデュースと展示設計・施工管理業務は電通が担当。「Harmonious Diversity –共存する多様性-」をテーマとした。参加国中で最大規模の同館では、世界の食料問題を緩和・解決する上で日本の可能性を示すとともに、農林水産業や食、食文化の多様性を紹介した。

9時間待ちの日もあり、入場待ちが絶えなかった日本館
展示シーン1 HARMONY
展示シーン5 LIVE PERFORMANCE THEATERのメディアダイニング テーブル
東北復興祭りパレード
ジャパンサローネ

7月には日本のナショナルデーである「ジャパンデー」を開催。
東北の祭りが一堂に会した「東北復興祭りパレード」や、きゃりーぱみゅぱみゅさんをはじめ日本を代表する古典・伝統芸能とポップカルチャーを披露し注目を浴びた。

また、国内外VIPに日本の多様な食を紹介する「ジャパンデーレセプション」も実施した。
6月下旬から7月中旬には、ミラノ市内で「ジャパンサローネ」を開催。日本館第2の拠点で官民一体となり、日本の食・食文化をアピールした。

日本館の総来場者数は228万人に達し、同博来場者の約1割が日本館を訪れた計算になる。
高い人気は長蛇の列になり、9時間待ちの日もあり「行列嫌いのイタリア人を並ばせた」と地元メディアでも話題になった。イタリア新聞社のアンケートでも「一番素晴らしいパビリオン」「万博を見た後で訪れてみたい国」の1位に選ばれるなど高い評価を受けた。

パビリオンプライズ授賞式でトロフィーを掲げる日本政府の加藤辰也代表(右)

 

日本館は博覧会国際事務局(BIE)が主催する褒賞制度「パビリオンプライズ」の展示デザイン部門で「金賞」を受賞。登録博覧会(5年ごとの大規模万博)で日本館が「金賞」を受賞するのは史上初の快挙だ。自然と技術の「調和」が評価されたもので、この他にも多数のアワードを受賞。イタリアの農業団体による調査でも「最も好きなパビリオン」で日本館が1位に選ばれるなど多方面で高い評価を受けた。

国際博覧会は2017年にアスタナ(カザフスタン)、2020年にドバイ(アラブ首長国連邦)での開催が決定している。日本政府は「未来のエネルギー」をテーマに開催されるアスタナ博に向けて日本館の出展準備を始めている。

ウェブ電通報では同博の開幕前から万博や日本館について、さまざまな視点から取材しニュースや対談、コラムを公開してきた。過去の記事はサイト画面の“Type to Search”で検索できる。

日本館公式サイト(12月末まで):https://www.expo2015.jp/

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