米ニューヨークでアドバタイジングウィーク開催 DAN経営陣も続々登壇

全米最大級の広告業界カンファレンス、Advertising Week(アドバタイジングウィーク)が、9月28日から10月2日まで、米ニューヨークで開催された。ニューヨークのタイムズスクエア周辺を中心とした複数会場に、世界のマーケティングおよびコミュニケーションに携わるリーダーたちが一堂に集結。会期中約250のセミナーやワークショップ、約290のイベントなどが行われ、参加者は9万5000人を超えた。

ますます進化するモバイルを活用したコミュニケーションやデータの活用、ミレニアル世代、プログラマティックバイイングなど、広告業界の旬のテーマでセッションが繰り広げられる中、今年最も話題になったのが、広告表示を阻害するアドブロックの問題だったとアドエージが報じている。効果的な対処法がまだ出ていない状況下で、米インタラクティブ広告協議会(IAB)は技術的な措置や広報活動に乗り出す動きを見せている。テーマとして正面から取り上げたプログラムはなかったものの、さまざまなイベントで繰り返し登場した。

セッションでは、WPPグループのマーティン・ソレルCEO、AOLのティム・アームストロングCEOなど業界のリーダーたちに加えてメディア界の著名人などがスピーカーとして登壇する中、DANは一際高いプレゼンスを示した。

EMEAおよび米州CEO の ナイジェル・モリス氏や、傘下のフェッチ創設者兼CEOのジェームズ・コネリー氏、マクギャリー・ボウエン創設者で会長兼CCOのゴードン・ボウエン氏、カラ米国CEO兼グローバル・プレジデントのダグ・レイ氏、アイソバー米国CEOのジム・バトラー氏、米ビジウムCEOのスティーブン・フォウリング氏など経営の中枢を担う20人もの顔触れがさまざまなプログラムに登壇し、各組織の知見やリーダーシップをアピールした。

電通東京本社からは、CDCの佐々木康晴ECDが「Will AI Disrupt Creativity Produced By Humans?」(人工知能は人間のクリエーティビティーを破壊するか)と冠したセッションで、現在取り組んでいる人工知能やロボットに関わるプロジェクトを披露した。(下記画像をクリックしていただくと、DANの“社員レポーター”が撮影した動画でイベントの様子をご覧いただけます)

(DAY 1)未来の消費者についてJet.comに取材するフェッチのコネリーCEO(中央)
 
(DAY 2)ミレニアル世代の知見を紹介するカラのレイ氏とミシェル・リン上級副社長
 
(DAY 3) DAN“レポーター”の取材に答えるビジウムのフォウリングCEO
 
(DAY 4) 人工知能をテーマにプレゼンテーションを行う佐々木ECD
 

会場の外では、業界関係者が一堂に会する機会に乗じて米国屋外広告協会(OAAA)が、大半の関係者が感じているアドブロックやアドフラウド(プログラマティックバイイングを背景とした広告詐欺)に対する懸念を突いた「奇襲」を仕掛け、注目を集めていた。アドエージによると、市内の掲示板や電話ボックス、バスの車体、あるいはタイムズスクエアに、アドバタイジングウィークを訪れている広告会社の幹部を名指しして「○○さん、その広告はリアルですか?」と呼び掛けるOOH広告を展開。さらに、デジタル・プロモーションの認知度や注目度もOOH広告で上がることをアピールした。各ポスターには、OAAAがこのPRのために用意したサイト「feelthereal.org」のURLを入れ、サイトではデジタル広告の危険性や屋外広告の特長をわかりやすく解説した。

 

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