「毎日新聞 障がい者スポーツフォーラム」

みんなで考えてみた。

毎日新聞社は12月6日、東京・世田谷の日本体育大学で「障がい者スポーツフォーラム2015」(後援=日本障がい者スポーツ協会 協賛=JA共済、モリサワ、エイベックス・グループ・ホールディングス、アセットリード)を開催した。

■ 障がい者スポーツを知る

第1部では、スポーツジャーナリストの中西哲生氏をコーディネーターに、車いすバスケの豊島英選手や、ブラインドサッカー・加藤健人選手、パラ陸上・辻沙絵選手、日本体育大助教の田中理恵氏、毎日新聞社から五輪・パラリンピック対策室委員の山口一朗氏が参加し「みんなで応援する障がい者スポーツ」をテーマにディスカッションした。3人のアスリートは、スポーツとの出合いや競技の魅力、奥深さ、パラリンピックや大会の体験などについて語った。

田中氏は、同大が推進する「若手選手発掘プロジェクト」を紹介。日本代表選手でなくてもトレーニングやメディカル、栄養などのサポートが受けられるもので「これからオリンピック・パラリンピックを目指す選手に良い環境が整いつつある」と話した。1997年から障がい者スポーツを取材してきた山口氏は、メディアの動向について「2020年東京大会の開催決定以降、パラスポーツへの注目が高まり、健常者スポーツと同等に取り上げるケースが増えた」と述べ、今後も障がい者スポーツを応援する取り組みを継続すると明かした。また、アスリートも注目されることでモチベーションアップにつながると歓迎し、リオや東京大会に向けた抱負を語った。中西氏は「パラスポーツのすごさを、さまざまな機会を通して多くの人に知ってもらいたい」と締めた。

会場では、豊島、加藤選手による競技のデモンストレーションが行われ、両競技を体験した田中氏は「とても難しい競技だが、自分で工夫しながら進歩していけたら楽しさが増すだろう」と笑顔を見せた。

■ 協賛社の活動

第2部の「ユニバーサルな社会の実現に向けて」をテーマにした事例紹介では、介助犬が落とし物を拾う、靴下を脱がす、冷蔵庫から飲料を取ってくるなど、障がい者の世話をする様子が再現され、実際のユーザーの声とともに介助犬への理解と協力を訴えた。モリサワは“誰でも不自由なく使える”UD(ユニバーサルデザイン)書体を紹介。2020年に向けて多言語への展開も視野に入れていると話した。エイベックス・グループ・ホールディングスは、障がいのあるトップアスリートを積極的に雇用・サポート。さまざまな施策でパラスポーツの認知向上とエンターテインメントとしての魅力発信を目指しているとプレゼンテーションした。

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