地域活性化へローカル放送局が挑戦(3)
しずおかwktkプロジェクト

地域活性化へローカル局が挑戦(3)

地方創生が叫ばれる中、地元媒体社が地域密着の強みを発揮し、多彩な施策でエリアの活性化に貢献している。この連載では、ローカル放送局の取り組み に フォーカス。地元企業と連携し住民一人一人に寄り添った取り組みや、系列局を超えた新機軸の企画、地元の人々と共に県産品の魅力を再発見する試みなど、ア プローチはさまざまだ。ローカル局保有の映像をウェブで配信したり、海外局へコンテンツを供給するなど、地域の魅力を発信する動きも加速している。6回に わたり、その一端をリポートする。

系列を超えマルチメディア展開、2016年は官・民・局で県外へ

静岡県の民放4局、静岡第一テレビ(SDT)、静岡朝日テレビ(SATV)、静岡放送(SBS)、テレビ静岡(SUT)は、昨年3月から合同キャンペーン「しずおかwktkプロジェクト」を展開している。人口減少や企業撤退が課題となっている同県を元気にしたいと地元4局が系列を超えて企画。イベントや番組、ウェブの連動によって同県のさまざまな魅力を一丸となって県内外にアピールし、観光客や定住者の増加につなげることを目指している。

キャッチフレーズは、同県民が謝る場面でなくても「すいません」という言葉を多用することから「すいませんm(_ _)m 静岡県です。」とした。4局の女子アナウンサーによる期間限定の広報大使「4siz」、俳優の田辺誠一“画伯”作の応援キャラクター「ふじたん」、さらには応援団として同県御殿場市出身のお笑いコンビ「トータルテンボス」らがプロジェクトを盛り上げている。 事務局長の一人、静岡第一テレビ報道制作局長の小宮山公文氏は「元気な静岡、静岡の魅力をしっかりと発信し、興味や関心を持ってもらうことがテレビ局としての地元への貢献だ。プロジェクトは県内では認知されてきたので、来年は地元の企業や公的機関とも連携し、官・民・放送局が一体となって県外での活動を充実させたい」と抱負を語った。

結成以来、県民に大人気の4sizは各局の番組に出演する他、県内外で多彩な広報活動を繰り広げている。昨年11月には、静岡市の駿府城公園で行われた「大道芸ワールドカップ in静岡」に登場。彼女たちのお薦めスポットで撮影した「4sizカレンダー2016」配布会には大勢のファンが殺到した。

4局独自の企画もあり、静岡第一テレビは、まるで「すいません」「ごめんね」と謝っているようなネコの写真、静岡朝日テレビは「どこか愛嬌(あいきょう)があって憎めない、私のしょんない自慢写真」を募集しウェブに掲載。静岡放送は同局で気象予報士を務める比連崎(ひれざき)実さんが企業や学校に仮入社・仮入部して自慢の技やエピソードを公開、テレビ静岡は同県をネタにした川柳を募集している。キャンペーンサイトでは、ふじたんが登場するCMや各局の取り組み、4sizの活動を紹介している。
shizuoka-wktk.jp/

 

 

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