JAAA動画広告フォーラム

(JAAA)は2月15日、東京・港区のヤクルトホールで「JAAA 動画広告フォーラム2016」を開催した。

「今知っておくべき動画広告のインパクトと近未来対応」をテーマとした同フォーラムは、日々変化していく広告業界において動画広告への理解を深め、テレビビジネスや動画広告ビジネスの在り方を探ることを目的としている。

冒頭、同協会・テレビ小委員会委員長の桜井徹哉氏(博報堂DYメディアパートナーズ 常務執行役員)は、「放送、タイムシフト、有料/無料の各種動画配信サービスを横並びで楽しむスマートテレビの時代がそこまで来ている。インターネットの 動画配信がスマートテレビに入ってくるのであれば、放送局も動画配信に積極的に打って出てテレビ番組のいろいろな見られ方に対応し、その全てをマネタイズ していくべき」とコメントした。

フォーラムは全5部構成で、「日本における動画広告市場の“今”と“これから”」と題したキーノートでは、河村徹生氏(博報堂DYメディアパートナーズ メディアビジネス開発センタービジネスディベロップメントディレクター)が、テレビを含む動画広告全体を把握してデータと指標を整備し、マネタイズしていくことで動画市場の健全な基盤を構築することが必要と語り、この市場を活用した最適なソリューションを提供することで、動画ビジネスを大きく発展させていくべきだと述べた。

阿部光史氏(電通 第4CRプランニング局クリエーティブディレクター)と鹿間天平氏(電通 MCプランニング局メディア・プランニング室プランニング1部インタラクティブ・プロデューサー)の講演は「つい見たくなる!の作り方~Pull型動画コミュニケーション~」をテーマとし、Pull型動画コミュニケーションの重要性や制作段階からSNSやメディアを利用したPRが必要であることなどが語られた。

続いて木村知世氏(パナソニック CMJ本部 コミュニケーション部 WEB課)が登壇し、「デジタル(動画)マーケティングの取り組みについて」をテーマに講演し、自社動画広告の上映を交じえながらさまざまなコミュニケーション事例を紹介した。

須賀久彌氏(プレゼントキャスト 代表取締役社長)がモデレーターを務めるパネルディスカッションでは土橋代幸氏(トヨタマーケティングジャパン 取締役)、龍宝正峰氏(TBS-HD 総合開発局総合開発部長)、原邦雄氏(グーグル 執行役員営業本部長)、千賀由久氏(マッキャンエリクソン 媒体本部 デジタル局局長)らそれぞれ異なる立場のパネリストを迎え、「動画広告ビジネスの今後を探る! トップランナーの考え方とは!」をテーマに意見交換が行われた。

「動画広告と広告の近未来」についてまとめた植村祐嗣氏(電通 デジタル・ビジネス局局長補)の講演では、従来はテレビにしかなかった「より深く感情に刺さる」という役割がネットやデジタルの動画広告に求められるようになり、クリエーティブ部門だけでなく広告業界全体が一緒に考えていくことが必要だと語られた。

 

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