「忍者元年宣言」~忍者の2030年を考える~

忍者をテーマとした観光や文化振興、地域経済の活性化などを目指し自治体などが連携する日本忍者協議会は2月22日、東京・中央区の三重テラスで「忍者の日特別イベント『忍者元年宣言』~忍者の2030年を考える~」を開催した。

パフォーマンスを披露しながら忍(しのび)装束で登壇した溝畑宏副会長は、「忍者という日本人のDNA、日本の文化ともいうべきシンボリックな忍者を通じて世界に日本の魅力を発信し、地域経済の発展や日本の文化を普及させたい」とあいさつした。

さらに東京で行われている武蔵一族の古武術・殺陣教室稽古体験や、ロボット忍者が登場した大阪のイベント、また三重・伊賀市で人気の忍者料理専門店、横浜で「SHINOBI」をテーマとしたカプセルホテルがオープンしたことなどを例に挙げ、「にん(2)にん(2)にん(2)」の語呂合わせで「忍者の日」に制定されている2月22日へ向け、各地が忍者で盛り上がったことを報告した。

続いて溝畑副会長は宣言書を読み上げ、「集え、ニッポンの忍者たち。忍者力よ今こそ世界に。ニンジャ・ニッポン・プロジェクト!」と、力強く「忍者元年宣言」を行った。

ステージには三重大学人文学部で忍者・忍術学を研究している山田雄司教授、内閣官房クールジャパン官民連携プラットフォームの委員を務めるカルチャージャパンブランドの創設者ダニー・チューさん、ハリウッド映画「NINJA」でヒロイン役を演じた女優の肘井美佳さんが加わりトークセッションを行った。

山田教授は、世界的に忍者が注目を集めていることについて「伊賀で講座を行うと毎回100人ほどが集まります。またメディアの取材も増えており、忍者に対する注目が非常に高まっていることを感じます」とコメントし、「忍者」という言葉が定着したのは昭和30年ごろであること、また忍者がドロンと消える理由など忍者についての講義を行った。

パネルディスカッションでは「忍者の魅力」「世界の人にもっと忍者を知ってもらうには」などのテーマに沿ってトークが展開され、「現代の忍者はこの人だ!」のお題に対して溝畑副会長は「イチロー選手」、肘井さんは「羽生結弦選手」、ダニーさんは「(自社キャラクターの)末永みらい」、山田教授は「(日本の)職人さん」とそれぞれ回答した。

最後に溝畑副会長は、忍者情報のポータルサイト「お台場NINJA TOWN」の立ち上げや6月に行われる「忍NINパーティ」、7月2日から日本未来科学館で開催される企画展「The NINJA 忍者ってナンジャ!?」などを通じ、同協議会が今後積極的に忍者のPRを行っていくと発表した。

 

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